大企業で働くこと、中小企業で働くことにはそれぞれメリット、デメリットがあります。人気があるのは大企業ですが、絶対に大企業が良い、中小企業は辞めたほうが良いなんてことは決してありません。
とは言ってもやはり、大企業で働くことのメリットはかなり大きいです。デメリットは確かにあります。ただ、最初の就職時は特にメリットが大きいと考えます。
あまりに大企業に就職することにこだわりすぎる、いわゆる「大企業病」の話もよく聞きますが、やはり大企業で働くことのメリットの大きさからそうなってしまうのも致し方ない部分があるのかなと思います。
そこで今回は実際に大企業に身を置く立場の人と話す機会があったので紹介していきます。
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大企業病は確かによくないけれど
大企業で働くことのメリットの紹介の前に気をつけて欲しいのは就職活動の時によく耳にする大企業病についてです。大手病とも言われたりしますね。
大企業にで働くことばかりを夢見て、大企業しか受けないという人。内定することが難しい大企業ばかりを受け、結局内定をとれずに終わったりしてしまう人に対して使われる言葉です。
ただ、そういう人の言う大企業って本当に世間にも名前のしれているBtoCの会社ばかりであることが多かったりします。
勘違いしてはいけません。世間には大企業ってたくさんあります。名前の知られていない大企業なんて山ほどあります。そういう会社こそ目指すべき会社です。
超一流の大企業にこだわりすぎた「大企業病」でなければ、大企業にこだわるのは決して悪いことではありません。
大企業で働くべき9つのメリット
大企業で働くべき9つのメリットを紹介していきましょう。
メリットその1.給料がいい
もちろん、中小企業でも出世をすればいい場合もありますが、
当然ですが総じて大企業のほうが給料がいいです。
一流企業であれば年収1000万を余裕で超す場合も多くあるでしょう。
今回、いろいろ話を聞かせてくださった人は31歳で年収1000万を超えていました。
大企業と中小企業の年収の差はこちらに詳細を載せています。
メリットその2.福利厚生の充実
大企業は中小企業にくらべ福利厚生がかなり充実しています。
家賃は格安。
保険は格安。
財形の利率はいいし、色々なサポートも多い。
いいホテルに格安で泊まれたりもします。
こういった面を考えると、年収格差って実際はもっと広がります。
メリットその3.教育制度の充実
かなりしっかりしているそうです。
大企業は、新入社員に多大な時間とお金を費やします。
最初の1年を教育のみで終える会社もあるそうです。
見て覚えろ!というのは昔の世界。
効率のいい教育制度があります。
すなわち成長が早いです。
メリットその4.優秀な人がそばにいる
これは私が最も勧める理由です。
仕事柄、大企業の人と話す機会が多いのですが、やはり優秀な人が多いです。
優秀な人から学ぶことは本当に多い。
そういう人たちと接することができる機会が常にあるということは非常に恵まれています。
メリットその5.転職がしやすい
転職サイト等に登録した経験がありますが、他の大手の企業からもメールが来ます。
また、そういった自分で登録するサイト以外でも、
色々な場所から話をもらう機会がある人もいます。
仕事の関係上、いろいろな会社とかかわる為、中小企業でもいい会社をいろいろ知っていますが、
就職時点で知ることは困難です。
そんな中小企業への転職も逆の場合に比べて容易であるとされてます。
しかし、中小企業に勤めているからといって、大企業に転職することが不可能なわけではありません。
転職の場合はスキルを求められる為、中小企業から大企業に転職できた人が大勢います。
メリットその6.人脈が広がる
仕事上の付き合いで、下に見られることは基本的にありませんので、対等に話すことができます。
その結果、非常に優秀な人たちと仕事面以外でのつながりに発展することも多いです。
メリットその7.ローンが組みやすい
周りで住宅ローンが通らなかった人を聞いたことがないそうです。
大企業は中小企業に比べると、やはり安定しているので、信用度が高くクレジットカードやローンの審査は非常に通りやすくなります。
メリットその8.挑戦がしやすい
自由度がないと思われがちですが、実はそうじゃないんです。
もちろん好きなことをできるわけではありませんが、
自分の挑戦が失敗することで、会社に致命的なダメージを与えることがないため、
非常に大きな挑戦する機会を与えられることが多いです。
メリットその9.休みをとりやすい
有給がとりやすい。
休日はしっかり休み。
仕事だけの人生はつまらないですよね、プライベートを充実してなんぼです。
本来であれば大企業であろうが、中小企業であれば有給休暇は労働基準法で定められている労働者の権利ですから、
休みはとりやすい状況であるべきなんですが、実際はそうもうまくいていないですね。
関連:労働基準法の年次有給休暇制度。どれくらいの日数消化してる?
今から大企業を目指してみる
名前が知られていなくても、規模が小さい中小企業ても優良な会社はやまほどあります。
もちろんそういった会社でもいいですが、やはり大企業のほう上記であげたメリットが多いのでおすすめします。
転職する場合、企業が求めているスキルさえ持っていれば、中小企業から大企業に入ることも可能です。
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