「明日からまた仕事かぁ…」と日曜日の夜に気持ちが沈んでしまう体験をしたことはありますか?

この日曜日に襲ってくる重い気持ちやだるさのことを日曜日の憂鬱といいます。

日曜日の憂鬱は「サザエさん症候群」などとも呼ばれており、休日の終わりを感じる日曜日の18:30~19:00に「サザエさん」が放送されることから名付けられたと言われています。

また、「サザエさん症候群」を世界では「ブルーマンデー症候群」と呼ばれていることからも、国内外問わず多くの方が経験するものであるといえるでしょう。

本来、休日は心身をリフレッシュさせ、生活に潤いを与える時間ですが、憂鬱な気持ちのために心身がどっと疲れてしまうと健康にも悪影響を与える危険性があるため、長い間放置しておくべきではありません。

では、果たしてこの憂鬱な気持ちは一体どこからやってくるのでしょうか? また、憂鬱な気持ちになった時にどのように克服すればよいのでしょうか?

今回の記事では、日曜日に起きる憂鬱に焦点を当て、憂鬱の原因や克服する方法をまとめてみました。

日曜日の憂鬱とはどのような状態?

憂鬱な気持ちというと、「元気がでない」「やる気が起きない」などの状態を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

「元気が出ない」という時は、心身の疲れているサインであったり、「やる気が起きない」という時は、心身の疲れや生活習慣の乱れなどのサインかもしれません。

そのような心身のサインに気づいて早めにケアをしていけるように、日曜日の憂鬱になるとどのような症状がでるのかをみていきましょう。

気分が落ち込む

休みの日になると、「なんで自分は上手くできないんだろう」「自分はダメだな」と思って気分が落ち込み、自分が嫌になってしまうのは日曜日の憂鬱のひとつです。

やる気が出ない

「友達との約束があるけど、行きたくない」「何もする気が起きない」など意欲の低下も日曜日の憂鬱の症状です。

意欲の低下は心身の疲れのサインでもあるため、しっかりと休むことが必要かもしれません。

また、休みの日に睡眠や入浴などをして心身を休めてもこのような意欲の低下が続く場合は、少し立ち止まって自分の生活サイクルを見直す必要があるでしょう。

何をしても楽しく感じない

休日になって、普段なら「楽しい」と思えることが「楽しくない」と感じるのは憂鬱な状態であり、心身が相当疲れているサインでもあるでしょう。

「何をしても楽しくない」というのは、意欲の低下と仰うつ状態であるため、放っておかずに勇気を出して1日しっかり休むなどのケアをするようにすることが大切です。

不安感が強い

「明日仕事に行くのがこわい」など、日曜日の夕方になると恐れや不安に襲われる状態も、日曜日の憂鬱の症状です。

日曜日が明けると落ち着くようであれば問題はありませんが、長く続くようであれば心身に不調をきたす前に、信頼できる人や心療内科に相談するといった対処が必要でしょう。

日曜日の憂鬱の原因

日曜日の憂鬱の症状をみてきましたが、なぜ憂鬱な気持ちになるのでしょうか?

原因は個々の生活状況や仕事環境、性格によって異なりますが、一般的に多い2つの原因をみていきましょう。

日々の仕事のストレスのため

日曜日に襲ってくる憂鬱の一番大きな原因は、週明けから始まる仕事への不安や仕事のストレスです。

日々の業務に関する不満や人間関係のストレス、長時間労働など、仕事においての心身のストレスが大きいと日曜日に憂鬱な気持ちとなって現われやすくなります。

またシフト制の仕事、残業が多い仕事に携わっている場合、生活習慣が乱れ不調をきたしやすくなることもあるため、心身のケアも大切にしていく必要があるでしょう。

休日は気が抜けるため

休日は日ごろの仕事から解放され、心身共にリラックスしますが、そのような時に日々の疲れがどっと出てしまうこともあります。

また、日々蓄積された心身の疲労が憂鬱な気持ちとなって湧き出てくることもあるため、休むことが必要なのか、気晴らしに趣味などを楽しむ方がよいのか、などを見極めて休日を過ごすとよいでしょう。

日曜日の憂鬱はどんな人に起こりやすい?

仕事が忙しくても休日を思いっきり楽しめる方もいる一方、日曜日が憂鬱でつらいと感じる方もいます。

では、どのような人が憂鬱な状態になりやすいのでしょうか? 日曜日の憂鬱になりやすい人の特徴を紹介していきます。

業務がハードな人

日々の仕事の業務量が多く、心身共にぐったりと疲れてしまっていると、休みの日にどっと気持ちが沈んでしまうことがあります。

仕事の業務量を減らせない場合には、日々、少しでも自分の心身をいたわる時間を意識して作るだけでも休日への代償を小さくすることができるでしょう。

介護・育児などをかけ持っている人

昨今、仕事をしながら介護や育児に励んでいる方が増加しています。仕事後に育児や介護をしなければならないと自分の心身をいたわる時間がなく、休日に疲れが出て意欲の低下を起こしやすくなります。

また、無理に無理を重ねると日曜日の憂鬱が酷くなって心身の体調を崩してしまう恐れもあるため、気分がひどく落ち込む・何もする気が起きないなどの症状が出始めたら黄色信号と自覚し、専門職の方や周りの方に頼むなどの対処をするようにしましょう。

自分の体力や適性に合わない仕事をしている人

自分に合っていない仕事に就いていると、いつもなんだかしんどい、つらい、と感じやすくなります。休むことで回復するのであれば問題はありませんが、ずっと憂鬱であったり、その他心身の不調をきたしている場合は、今の仕事が自分の体力や適性に合っているのかを考えることも必要です。

ネガティブになりやすい人

普段から「仕事がいやだな」「あの人がいるからしんどい」とネガティブな面に敏感な方は、日曜日の憂鬱になりやすい傾向があります。少しでも自分によってプラスになる面をみつけるなど、前向きに何かに取り組むことで日曜日の憂鬱を抑えることができるでしょう。

小学生でも憂鬱はある

日曜日の憂鬱は仕事をしている大人だけでなく、小学生でも起こる可能性があります。学校に行くことを考えると気持ちが沈んでしまう、涙が出てきてしまう、などの様子が見えたら、日曜日の憂鬱を疑った方がよいでしょう。

それが日曜日だけでなく、平日も続くようであれば、日曜日の憂鬱以外の心身のサインの可能性が高いため、お子さんの話をゆっくりと聞いたり、心療内科などに相談したりするようにしましょう。

日曜日の憂鬱を克服する7つの方法

毎週のように日曜日の憂鬱が起きる場合は早めに克服をすることが大切です。憂鬱な気持ちを克服するには、憂鬱になる原因に合ったケアをしなければなりません。

以下で紹介する7つの克服方法をチェックし、自分に合った克服方法にトライしてみましょう。

1. 日曜日の朝は早く起きる

日々の業務が忙しく疲労がたまってしまい、気づいたらお昼過ぎまで寝ていた、という経験をした方は多くいるはずです。 しかし、毎週日曜日がそのような状態であると生活リズムがくるってしまい、日曜日の憂鬱にもなりやすくなってしまいます。

睡眠も心身の休息にとても良い効果がありますが、起床時間を一定にした方が生活リズムの観点からも心身の健康には良く、日曜日の憂鬱の克服にもつながります。

また、日曜日は翌週の月曜日と同じ時間に起床することで夜早めに寝ることができるので、月曜日に疲れを持ちこさず気持ちよく起きることができるでしょう。

2. 余裕あるスケジュールを過ごす

休日にカツカツのスケジュールを組んでしまうと心身の休まる時間がなくなってしまい、憂鬱な気持ちを助長してしまうこともあります。

日曜日の夜に憂鬱な気持ちが起こらないようにするには精神的な休息も大切なため、休日はリラックスできるような余裕のあるスケジュールを組むことをおすすめします。

3. 日曜日の夜に少しだけ仕事に取り組む

「明日から仕事か」と思うと仕事に主導権を握られている感じがしますが、「明日の仕事のために少し準備をしておこう」と思うと仕事ではなく自分が主導者となります。

日曜日の夜に、少しの時間新しい仕事に取り組んだり、仕事の準備を行ったりと、仕事に追われている感覚から仕事を追う感覚に切り替えることができ、次の日を思って気が沈むことが抑えられるでしょう。

4. 月曜日に楽しみを作る

日曜日に気分が憂鬱になる人は、月曜日に仕事のモチベーションを上げられるイベントや自分へのご褒美を考えておくと、憂鬱な気持ちを回避することができるでしょう。

例 ) 気持ちが上がるような音楽を聴く、自信が持てるような格好で出社する、ランチに好きなものを食べるなど

5. 少し体を動かす (アクティブレスト)

休日は体を休めるだけでなく、疲労が残らない程度に体を動かすことで新陳代謝がよくなり、休日特有のだるさを軽減させることができます。

また、軽い運動は精神的なリフレッシュにも効果的なため、日曜日にだるくなる方などは軽いジョギングや散歩などを休日に取り入れてみるのもおすすめです。

6. 趣味に没頭する

憂鬱な気持ちを回避する一番良い方法は、憂鬱な気持ちを感じない環境をつくることです。

休日にずっと家でゴロゴロしていたり、寝てばかりいると憂鬱な気持ちが発散できずに、せっかくの休日が憂鬱な気持ちに支配されてしまいかねません。

憂鬱な気持ちがあっても、それを感じないように趣味や何か熱中できることに没頭することは憂鬱な気持ちの克服に非常に有効でしょう。

7. 自分磨きの時間を作る

自分を大切にすることは自分の心を潤すことにもつながります。

日曜日に、「エステや美容院に行く」「ジムで汗を流す」「カフェでゆっくり本を読む」「資格の勉強をする」「普段行かないところへ行ってみる」「ボランティア活動に参加してみる」などの自分自身の心身が喜ぶ時間を作り、外見も内面も磨いてより素敵な自分になることを目指すと、仕事へ行くモチベーションもあがるでしょう。

どうしても憂鬱な気持ちを克服できない時

日曜日の憂鬱な気持ちを克服しようとトライしたけれどなかなか克服ができない、という方もいることでしょう。

憂鬱な気持ちは、軽度であれば自分で生活を工夫することで乗り越えられる可能性が高いですが、重度の場合は心療内科で相談をしたり、環境を大きく変えたりする必要があるかもしれません。

どうしても憂鬱な気持ちを克服できない場合は以下の対処法を考えてみましょう。

病院に相談へ行く

日曜日に起こる不安感や憂鬱な気持ちが強い場合、うつ病の可能性もあります。「サザエさん症候群」「ブルーマンデー症候群」は重症化すると、うつ病の一歩手前といわれているため、一向に改善しなかったり、体調不良につながったりしているようであれば、心療内科などで一度相談してみることをおすすめします。

転職を考える

今の職場や仕事内容が原因で日曜日が辛いと感じている場合、転職を考えることも日曜日の憂鬱を克服する一つの選択肢でしょう。

特に仕事のストレスが憂鬱な気持ちを助長し体調不良につながっている方や、心身の不調が生活にも影響してしまっている方は、転職することで改善する可能性もあります。

ただし、勢いで転職すると転職活動が長期化した時に収入面で苦労する可能性があるため、まずは自分の状態を冷静にみてもらうために心療内科や信頼できる人に相談することをおすすめします。

日曜日の憂鬱を克服しよう!

「日曜日の夕方になると気持ちが沈んでつらい」「仕事に行きたいくない」と日曜日の夕方頃に憂鬱な気持ちに襲われる方は、日曜日の憂鬱の克服法を試してみましょう。

また、憂鬱な気持ちは一時的なものであるのか、持続的なものであるのかも大切なポイントです。もし持続的に憂鬱な状態であれば心身の不調へとつながってしまう可能性があるため、早めに心療内科に相談、または信頼できる上司などに相談してみてください。

あまりにも憂鬱な気持ちが辛い場合には、転職を考えることも自分の心身、生活を守るために必要な選択といえるでしょう。