もう会社を辞めたい。けど中々転職先が見つからない為に転職することができない。
そんな時、一度転職先の見つけ方を見直して、やり方を変えてみてください。
転職先の見つけ方
まずが、物理的に、どうすれば転職先を見つけることができるかを紹介します。
転職サイトによって求人数は全然違う
転職活動を行う際、ほとんどの人は転職サイトに登録することから始める人が多いのではないでしょうか。
転職サイトを行う際に気を付けたいのが求人数です。
転職サイトによって、求人数は全然違います。
求人数の多い転職サイトもあれば、求人数の少ない転職サイトもあります。
転職先を探す際、選択肢は多ければ多いほうが良いですから、できるだけ掲載求人数が多い転職サイトを使うことが必要となります。
求人数の多いサイトでは、リクナビネクスト、doda
が多いです。
リクナビネクストやdoda
は、知っている人も多いかと思いますが、転職サイトの中では日本最大の規模であり、求人数も当然多いです。
転職サイトに複数登録するメリット、デメリット
できるだけ多くの求人を見ようと思ったら、複数の転職サイトに登録することが必要になります。
どの転職サイトでも載っている求人は同じだろうと思ったら大間違いで、それぞれの転職サイトにしか載っていない求人が多数あります。
例えば、リクナビネクストだとおよそ9割の求人は他社の転職サイトには載っていません。
ですから、できるだけ多くの転職サイトに登録すれば見ることができる求人は多くなるわけです。
大手の転職サイトには、キャリア転職サイト@typeや10万件の企業口コミ。キャリコネ転職サービス
といったものもあります。
しかし、あまりに多くの転職サイトに登録することは、デメリットがあります。
転職サイトは、だいたい週2回程度求人が更新されます。
同時に求人が終わる掲載もあります。早いものだと1週間で求人掲載が終わってしまう場合なんかもあります。
ですから、毎週求人を確認しなければいけず、利用している転職サイトの数が多ければ多いほど、手間は増えるのです。
非公開求人の重要性
転職サイトを利用する際、非公開求人の存在を忘れてはいけません。
検索して見ることができる公開求人は、全求人のほんの一部分であり、ほとんどが非公開求人となっており、求人検索をしても見ることができません。
特に大手企業や優良企業はほとんどが非公開求人となっています。
非公開求人はリクナビネクストやdoda
でスカウト機能を利用するか、リクルートエージェント
などの転職エージェント会社を利用することで、知ることが可能となりますから、積極的に使ってください。
参考;転職サイトの非公開求人とは?どうすれば見ることができる?
参考:大手企業の求人は隠れている!転職したい会社がないと思う前に要チェック!
転職サイト以外での転職先の見つけ方
転職先の見つけ方は、転職サイトや転職エージェントを使うだけではありません。
ハローワーク、ヘッドハンティング、新聞広告、知り合いを通じてなど様々な方法があります。
ですから、広く使ってみることで選択肢は増えるかもしれません。
ただ、転職サイトに比べるとデメリットは多く、ハローワークだとブラック企業やカラ求人が多い、知り合いを通じてだと不満があっても断りにくくなったり辞めにくくなるといった問題があります。
参考:ハローワーク(職安)の求人を転職で使う際の注意点、メリット、デメリットは?
転職先を探す前に心構えも大切
まずは実際に転職先を探す方法を紹介しました。
しかし、探し方を知っても、それだけでは不十分であり、転職先が見つからない原因が、むしろ自分の心構えにある可能性もあります。
求めることが曖昧だと見つかるものも見つからない
まずはどんな転職先があるかを知る為に、ざっと求人検索を行うのは良いでしょう。
しかし、ある程度わかったら、自分が求めることが何なのかということははっきりしなくてはいけません。
給料や休日数などの待遇、福利厚生、会社の規模、勤務地、残業時間、職種や仕事内容。
まずは自分が何を求めているかをはっきりしなければ、応募する転職先を決めることができません。
それは、なぜ今の仕事を辞めたいのかということも含めて、現実的に考えましょう。
なんとなく今より良い会社があればいいなーという程度で見てしまうと、欠点ばかりが見えてしまい、転職先が見つからないということにつながります。
優先順位を考えておくことが大切
求めていることが決まれば、次はそれに優先順位をつけてください。
希望を全て満たすことは、正直難しいことが多いです。
どこかで妥協することも必要となってきます。
その時に優先順位を決めていないと、たった一つが欠けていることばかりに考えがいってしまいます。
絞りすぎてはいけない
転職先を探す際、業種を絞りすぎてはいませんか?
業種はできるだけ広く考えたほうが良いです。
例えば、今の仕事が機械系のメーカーだから、同じ機械系メーカーばかりで探してしまう。
これは単に自分で選択肢を狭めているだけです。
同じ職種の仕事は、業種が異なってもありますし、今の仕事の経験を生かした仕事もできます。
未経験業種だからといって転職で不利になるわけではないのです。
企業名で探してはいけない
転職先を探す際、ついつい企業名は気にしてしまいます。
知っている企業であれば何故か安心感があります。
しかし、名前を知っている企業なんて、ほんの一部分ですから、企業名を気にしてしまうと、自ら転職先を狭めてしまうことになります。
名前の知らない企業にも良い会社はありますから、企業名にこだわるのはやめましょう。
会社探しで見るべきポイント
名前も知らない会社ばかりだけど、その会社についてどう見極めればいいのだろうかと、疑問を抱く人も多いでしょう。
そこで、いくつか会社探しの際に見るポイントを紹介します。
将来性
転職先を選ぶ際に、将来性は非常に大切な要素です。
数年もたなそうな倒産リスクのある会社を選ぶことは避けたいです。
将来性は自分の感性も大切にしなければなりません。
その会社で扱っている商品がどの程度の魅力があり、どの程度息の長いものであるか。
どういった点に優位性があり、簡単に真似できないものか。
有力な商品が複数あり、一つがダメになっても問題はないか。
会社自体の経営状態は良好か。
インターネット等を使い、色々と調べてみてください。
社風、働き方
労働条件も大切ですが、その会社で楽しく働くことができるかということは非常に大切なことですから、社風や働き方がどういったものかということを知ることも大切になります。
企業の口コミなどを見たり、できるならば実際に働いている人に聞いてみるといいでしょう。
有給取得率、福利厚生
あまり知ることができないけれど、非常に大切なのが有給取得率や福利厚生で何があるかということです。
これらは年間休日数や給料と同様の影響がありますから、事前に知っておく必要があります。
求人情報を見てもわかりませんが、転職エージェントを利用して、聞いてみると教えてくれる場合があります。
離職率、平均年収
転職先を探す際に、離職率や平均年収は調べておきましょう。
離職率はブラック企業かどうかという判断に、平均年収は転職時の年収だけでなく、その後の年収の伸び方がどうなるかということを知る上でも大切になります。
大手企業、中堅企業であれば就職四季報を見ることで、調べることが可能ですから、ぜひ行うようにしてください。
良い転職先を見つけることは大変
はっきり言って、良い転職先を見つけることは大変です。
自分の希望条件、優先順位を決め、
複数の転職サイトに登録して、何度も求人を見て、
スカウト機能や転職エージェントを利用して非公開求人を紹介してもらい、
良さそうな企業があれば、その企業について1社ずつ細かく調べる。
大変なのは間違いありません。
ただ、そうすることで良い転職先に巡り合うことができ、今後の長い会社生活が良いものになっていくのです。