自分の中で退職する決心が決まった。転職先も決まった。後は上司に退職を伝えるだけ。
ただ意外にそれが難しいんですよね。
特に最初の切り出し方。
どんなタイミングで言えばいいのか、どんな言い方をすればいいのか、非常に悩みますし、かなりドキドキもします。
しかし、退職するならいつかは上司に切り出さなければいけないというのは間違いありません。
そこで今回は退職の切り出し方について紹介していきます。
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退職の切り出し方
退職を切り出すのはまず直属の上司。
同じ職場の先輩、後輩に先に言うのはもっての他だし、仲の良い同期でも漏れる可能性はあるので、できれば上司の後にしましょう。
退職を切り出すのは2人きりの時に
退職を切り出すのは2人きりの時であるべきです。
かつたまたま二人になったというタイミングではなく、あえて時間をつくり二人きりになれる体制を作らなくてはなりません。
退職を伝えた場合は少なくとも15分程度、長いと1時間程度かかる場合もありますので、途中で二人きりでなくなるような環境は避けておきましょう。
基本的には空いている会議室がベストです。
個室へいかに連れていくか
個室をあらかじめおさえておけば後は上司をそこに連れていくだけ。
ただそれが一番難しいですね。
個室で話を切り出すまでは悟られないようにしたいし、周囲にも変な目で見られたくないという考える人も多いと思います。
私の場合はそれまで個別に上司に相談したことなんて一度もなかったのでどうすればいいのか悩みましたね。
結局は、仕事の相談があるので○○時に◇◇会議室に来ていただいてもいいですかと声をかけて来てもらいました。
実際に声をかけてみると意外にすんなり行くと思いますよ。
仕事の件でといっても別に嘘ではないし、プライベートの件でといっても別に嘘ではありませんから、あまりかしこまらずにさらっと言ってみると良いです。
個室でまず話すこと
個室に入ったら、まずは退職することを言いましょう。
ここで気を使って曖昧ないい方をすれば引き止められる原因になりますし、退職日についてももう少し伸ばせないかなんていう風に言われてしまう原因になります。
とは言っても入室早々ズバッと言っても相手がいら立つだけなので、相手の反応を見ながら丸く伝えることはやっぱり必要です。
同僚に怪しさをもたれないように
普段上司に相談なんてしない人間が、いきなり上司に相談していることがばれたら、同僚は気になるものです。
ですから最初に上司を個室に連れていく際にも、周囲の視線は一応気にしておきましょう。
同僚に退職を切り出すのは上司と相談
同僚に退職をいつ切り出すかは、上司との退職の話が終わった後で相談しておきましょう。
私の場合は上司の希望により、自分で退職を伝えたのは退職日の2週間前でした。
退職を伝えたのは2ヶ月前だったんですが、周囲の影響やその他もろもろを考えた結果、しばらくは隠すように命じられたのです。
退職を切り出すタイミング
では次に退職を切り出すタイミングです。
どれくらい前がいいか
転職先が決まってから退職する場合であれば、内定を貰ったらできるだけ早くするのがベスト。
もし決まっていないうちから退職するつもりならば、法律上は2週間前で良しとされていますが、円満に退職することを考えたら最低でも1ヶ月前、できれば1.5から2ヶ月前には伝えておきたいところですね。
部下が退職するとなった時、現在の仕事の再配置であったり退職の手続きであったりと色々としなくてはいけないことが多いです。
退職前の時間が短ければ短いほど、それを急ぎでやらなくてはいけなくなるので、上司に大変な思いをさせることになってしまいます。
上司の機嫌良し悪し
退職を切り出すタイミングでは、上司の機嫌の良し悪しも考えておいたほうがいいですね。
特に上司によっては朝は機嫌が悪いだとか、月曜日は機嫌が悪いだとか、逆に金曜日は機嫌が良いだとか、色々と傾向はあると思います。
できる限り機嫌の良いタイミングで伝えたほうが、面倒ごとは起きにくいです。
就業時間内か就業時間後か
退職を伝えるのは就業時間内がいいか、それとも就業時間後がいいかというのは難しいところです。
こればかりは上司の性格によります。
退職のことだって業務に関することだし、仕事が終わったら早く帰りたいから就業時間内が良いという上司もいれば、
業務とは直接関係ないことだから、本来業務を行う時間にすべきではなく、就業時間後にすべきだという上司もいます。
どちらがよいのか、自分の上司を良く見極めた上で判断するようにしてください。
実は恐れる必要はない
退職を切り出すのって終わるまでは悩みもするしドキドキもします。
ただ実際終わってみるとなんてことないことですよ。
万が一上手くいかなかったとしても、結局は退職するまでの辛抱。
いつまでもぐちぐち言われ続けるリスクもありませんし、
結局辞める為には切り出さなくてはいけないわけですから、あとは勇気を持っていうだけです。
退職後の転職活動について
退職しても、結局いつかは転職先を見つけなくてはいけません。そして転職先を見つけるには転職活動をしなくてはいけません。
それぞれ都合があるでしょうからすぐに転職して働き出すという人ばかりではないかもしれませんが、少なくとも情報収集の意味も含めて転職活動を始めておくことをおすすめします。
とりあえずは転職サイトなり、転職エージェントなりを利用することから始めてみましょう。
転職サイトは求人を探すだけではなく、自分の強みや市場価値の診断ができたり、スカウトサービスを使えば好条件の非公開求人からオファーを貰うことができたり、場合によっては書類選考や1次面接が免除となる場合もあります。スカウト機能は転職の可能性を知るのにかなり便利であるといえるでしょう。
また、転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
転職エージェントとの面談は土日でも可能である為、働きながら転職活動を進める場合であっても柔軟に対応してくれます。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
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年齢、地域を絞った割にはかなりの量だと言えるでしょう。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
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どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。