年収が低い、残業が多い、人間関係が多いなど様々な理由で会社に不満を持ち、転職したいと考えている人も多いでしょう。
不満を解消することだけを考え、次の会社、仕事を選んでしまうと、転職したことを後悔することになりかねません。
では、どのような基準によって会社、仕事を選べばいいのでしょうか。
今回は、転職時における会社、仕事の選び方を紹介します。
会社、仕事の選び方。自分の中で基準を作ろう。
会社、仕事の選ぶ際、何を重視し、どのように選べばいいかをよくわからないまま、特に基準も持たずに、今目の前にある不満を解消することだけを重視してしまう人が多いです。
しかし、このように転職先を選んでしまうと、今度は違うところで不満を感じてしまい、辞めたことを後悔してしまうことにつながります。
転職活動を始める際、まずは自分の中で基準を作り上げることが大切です。
会社、仕事の選び方①、会社選びに必要なことを全てあげる
まず、会社、仕事選びに判断基準となる要素を全て上げていきましょう。
例えば以下の項目があります。
- 年収
- 福利厚生
- 勤務地
- 休日日数
- 勤務時間
- 残業時間
- 有給取得率
- 会社の安定性
- 会社の規模
- ネームバリュー
- 社会貢献
- 業界
- 仕事内容
ざっとあげただけでもこれだけの項目が思いつきます。
他にも、考えうる全ての項目を挙げてみましょう。
会社、仕事の選び方②、全ての項目で理想の状態を考える
次にすべき行為は、基準となる項目について、全ての項目についてあなたの中で、理想となる状態を考えることです。
上記で上げた項目について、理想の状態を考えてみましょう。
- 年収・・・1000万円以上
- 福利厚生・・・住宅手当が3万円以上貰える
- 勤務地・・・日本国内なら
- 休日日数・・・120日以上
- 勤務時間・・・8時間
- 残業時間・・・無し
- 有給取得率・・・100%
- 会社の規模・・・東証一部上場
- ネームバリュー・・・あるほうがいいい
- 社会貢献・・・人に感謝される仕事
- 業界・・・IT業界
- 仕事内容・・・企画
会社、仕事の選び方③、最低限のラインを考える
理想の状態を考えた後は、最低限のラインを考えてみましょう。
- 年収・・・600万円以上
- 福利厚生・・・住宅手当1万円以上
- 勤務地・・・日本国内なら
- 休日日数・・・110日以上
- 勤務時間・・・8時間
- 残業時間・・・30時間までなら
- 有給取得率・・・50%以上
- 会社の規模・・・問わない
- ネームバリュー・・・問わない
- 社会貢献・・・問わない
- 業界・・・IT業界
- 仕事内容・・・企画
それぞれの項目について、最低限のラインを設けました。
会社、仕事の選び方④、優先順位をつける
理想の状態、最低限のラインを設けた後は、優先順位づけを行いましょう。
全ての理想を叶えることが、最も良いことですが、全てを叶えることはほぼ不可能といってもいいでしょう。
上記の例でいえば、年収1000万円で残業は無いなんて会社はほとんどありません。
年収1000万円ですら、それだけ貰っているサラリーマンはほんのわずかですから。
また、最低限のラインとして設けたものも、全てをクリアすることは困難であることが多いです。
ですから、何を優先すべきかを決めなくてはなりません。
最低限のラインとして決めたものから、譲れないものを順位づけしていきましょう。
- 年収・・・5位
- 福利厚生・・・9位
- 勤務地・・・1位
- 休日日数・・・4位
- 勤務時間・・・2位
- 残業時間・・・3位
- 有給取得率・・・8位
- 会社の規模・・・11位
- ネームバリュー・・・12位
- 社会貢献・・・10位
- 業界・・・7位
- 仕事内容・・・6位
会社、仕事の選び方⑤、実際の求人、今の会社と比較する
このようにして、自分の中であげた基準をもとに、転職サイトで実際の条件等を調べてみましょう。
人によっては、実現可能であることもあれば、不可能であることもあります。
実現可能のようであれば、そのまま転職活動を進めていけばいいですが、
不可能である場合には検討しなくてはいけません。
その検討方法は、上記であげた項目について分け、今いる会社と比較することです。
優先すべきことが不可能であっても、今いる会社よりも改善することができるのであれば、その会社を受けてみるべきです。
理想の会社は人によって違う
人によって、重視すべきことは違います。やりたいことも違います。
ですから、理想の会社は人によって違うのです。
誰もが羨むような、超一流企業に入っても、不満を持ち、会社を辞め転職する人はいます。
大切なことは自分にとって何を重視し、どのような基準を持つかです。
新卒での就職時には、仕事についてもよくわからないまま会社を選んでいる人が多いです。
しかし、転職では一度社会人として働くということを経験しているからこそ、しっかりとした選び方ができます。
まずは、基準を持ち、実際に企業を探し、受けてみるということを行ってみてください。
転職では不満を解消できた人が8割と非常に多く、年収アップも難しいものではありません。
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