日本の平均年収と中央値はどの位?

平均年収の意味は多くの方が知っていますが、年収中央値については知らない方も多いのではないでしょうか。

今回はJALと大手航空会社の平均年収や年収中央値のについてまとめてみました。

初めに日本の誰でも気になる平均年収が実際にどれ位なのか、中央値も含めて年代別に見ていきましょう。

日本の平均年収と年収中央値を年代別でチェック

そもそも日本の平均年収とはどの位で、中央値はどの程度なのかを年代別に考るために平均値と中央値の違いを把握した方が良いでしょう。

簡単に解説すると平均値とは、一般的に使われているようにデータの全てを足して、総数で割った数です。

それに対して中央値とは、データを大きい順または小さい順に並べて真ん中にくる数字のことです。

中央値で注意なのが、データの数が偶数の場合、中央に近い2個の値の算術平均をとります。算術平均は、一般的な平均の求め方と同じです。

平均値と中央値の違い

平均値:データをすべて足し総数で割った数

平均値は飛び抜けて大きな数字や小さな数字がある場合、それに応じて値が変動してしまう性質がありますが、全体的な平均の値を見たい時に便利です。

生活の中で統計的に物事を判断する際に平均値は多用されます。

例えば、学校などでテストの結果の全体的な平均点を知りたい時は、平均値を利用して自分が平均から見てどの程度の点数にあるかすぐに理解できます。

中央値:データを大きい順または小さい順に並べて真ん中に来る数字のこと

中央値とは、データの並べ方を大きい順か、小さい順に並べて真ん中にくる数字を言いますが、中央値の特徴としては、大きいデータの影響を受けにくい性質が挙げられます。

平均値の場合では、大きな値がある場合そのデータの影響が大きくなるケースがあり、場合によっては平均値では把握しづらいケースがあります。

例えば、年収などを考える時は、高所得の方が極端に高い年収であると平均値は高くなり全体として何が平均的な値なのか理解しにくいのに対して、中央値であれば、極端に高収入の富裕層の影響を受けないので、何が中央の年収なのか知りたい時は便利でしょう。

平成30年度の日本の平均給与とは?

平成30年度の日本の平均給料は、全体で441万円です。

詳細を見てみると、男性平均年収が545万円となっていて、女性平均年収は292万円となり、男女間で250万円以上の差があることがわかります。

日本人の給料を年収中央値で見てみると、男女の年収中央値は493万円で一番高くなります。

この時点において男女とも55歳から59歳となっていて男性は、年収中央値が637万円と高額になりますが、女性は293万円なので男性と比較すると低い年収中央値となっています。

年収中央値において男性は、55歳から59歳で一番高い637万円であるのに対して、女性は比較的若い30歳から34歳の時点の320万円が最も高い年収中央値となります。

年齢別年収中央値

 
19歳以下160万円117万円146万円
20~24歳270万円241万円257万円
25~29歳370万円315万円347万円
30~34歳443万円320万円398万円
35~39歳495万円315万円427万円
40~44歳550万円314万円463万円
45~49歳599万円295万円486万円
50~54歳624万円288万円490万円
55~59歳637万円293万円493万円
60~64歳503万円282万円385万円
65~69歳378万円183万円292万円
70歳以上385万円175万円333万円

年齢別平均給与

この男女の年収の差は、女性の年収のピークが30歳から34歳で、男性の年収のピークは、50歳から54歳となっていて男性の方が常に年収が高いのは、長い期間継続して働き続けていることも理由の一つと言えます。

日本人の平均年収はの441万円は、40歳前後の時のデータとなり、参考に35歳から39歳までの間の男女の年収を見てみると、男性が518万円に対して女性は302万円となり、その差は216万円でかなり大きな年収差です。

平均
19歳以下159万円114万円138万円
20~24歳272万円237万円255万円
25~29歳377万円303万円346万円
30~34歳456万円312万円402万円
35~39歳518万円302万円432万円
40~44歳573万円304万円467万円
45~49歳643万円301万円501万円
50~54歳668万円297万円513万円
55~59歳665万円287万円505万円
60~64歳487万円222万円380万円
65~69歳385万円180万円295万円
70歳以上411万円181万円313万円

年齢別日本年収

業界別 平均給与と中央値

業界別の平均給料見てみると下記の表の様に、宿泊・飲食・サービス業が一番低い250.6万円であり、電気・ガス・熱供給・水道業が759万円で一番高い結果になっています。

電気・ガスなどの業界は、生活に必ず必要なインフラの業界でもあるので、高い平均給料となっています。

他に農林水産・鉱業が311.6万円ですが、こちらは経済を維持向上するのに必要な業界になる反面、平均年収は低めになっています。

業界区分
平均給与
建設業501.5万円
製造業519.5 万円
小売業383万円
宿泊・飲食サービス業250.6万円
金融・保険業631.3万円
不動産業・物品賃貸業445.9万円
電気・ガス・熱供給・水道業759万円
運輸業・郵便業444.6万円
情報通信業622.4万円
医療・福祉397.2万円
学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業497.9万円
複合サービス事業437万円
サービス業363.3万円
農林水産・鉱業311.6万円

業界別に見た年収中央値は、約445万円となっています。

この年収中央値に近いのが運輸業・郵便業となっています。

また、業種別に見た際の年間平均年収は約469万円という結果になっています。

平均給料が高い業界としては、情報通信業がありますが、これはITの推進が現状でも顕著なので平均給料に表れています。

他に平均給料が高い業界として、金融・保険があり、ある意味では安定して需要の高い業界で平均給料も高くなっています。

需要に対して平均給料が低い業界として、医療・福祉があり、平均給料は397.2万円となり全体の平均年収と比べると70万円以上低い金額になっています。

現状だけでなく今後も更なる需要の伸びが予想される医療・福祉でありながら平均給料が低い事実は、問題とされています。

国税庁「平成30年分民間給与実態統計調査結果について」

【業界別】日本年収(中央値・平均値)

大手航空会社のJALとはどんな会社?

日本国内には日本航空や全日本空輸などの大手航空会社などいくつかの航空会社があります。

その中でも日本航空は、社員数が単独で12,750人、連結で34,003人で他の格安航空会社と比べると、その規模の大きさが理解できます。

大手航空会社の日本航空の平均年収について、年齢や職種別に解説します。

正式名所日本航空株式会社
本社所在地東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル
資本金および資本準備金355,845百万円 (*百万円未満切り捨て)
従業員数単独:12,750人/連結:34,003人
平均勤続年数15年
事業内容定期航空運送事業及び不定期航空運送事業
航空機使用事業
その他附帯する又は関連する一切の事業

JALの平均年収

日本航空の平均年収は、827万円となり平均年齢は39.9歳です。

会社全体での平均年収を見てみると年収が一番高くなるのが50歳から54歳までの間で980.77万円です。

この年収は、日本にある企業の中でもかなり高い年収となっていますが、同じ運送業でも陸運の年収と比較すると、日本航空は特殊な知識や技能が必要なこともあり平均年収が高くなっていると言えます。

日本航空の平均年収の特徴として、20歳から24歳の平均年収が500.7万円となり、大卒の初任給でこの年収であることは、他業界と比べても大きな違いです。

会社全体
19歳以下256.91
20~24500.7
25~29693.85
30~34768.87
35~39840.13
40~44892.63
45~49941.39
50~54980.77
55~59975.15
60~64780.12
65~69609.47

70歳以上

571.96

※有価証券報告書と公的機関が発表している平均年収を元にVFで計算した数値2020年3月3日調べ

日本航空の男性、女性の平均年収の特徴を比較

日本航空の平均年収を年齢別に男女を見てみると、男性は50歳から54歳で1,270万円の平均年収になっていますが、この平均年収は運航乗務員なども含まれる男性の平均年収となっているので注意が必要です。

運航乗務員は、重責のある業務なため、他の職種と比べてかなり高い年収となります。

女性の平均年収を見てみると、ピーク時が25歳から29歳で596万円で比較的若い時期に一番年収が高い傾向があります。

その後は、ゆるやかに平均年収が下がる特徴があります。

男女別
男性女性
19歳以下291208
20~24523456
25~29737596
30~34865591
35~39970587
40~441,067578
45~491,181581
50~541,270566
55~591,255559
60~64953435
65~69737381
70歳以上662390
平均1,022549

※有価証券報告書と公的機関が発表している平均年収を元にVFで計算した数値2020年3月3日調べ

【職種別】平均年間給与

日本航空グループの平成30年4月1日から平成31年3月31日までの間の平均年間給料を見てみると、客室乗務員が560万円で航空機整備などの地上職が603万円となっていますが、運航乗務員は2,110万円となっていて、運航乗務員がどれだけ責務のある仕事をしているか理解できます。

職種
従業員数(名)平均年間給与
地上職員24,295603万円
運航乗務員2,6902,110万円
客室乗務員7,018560万円
合計または平均34,003712万円

※グループ連結平均年間給与はグループの連結人件費に含まれる現金給与相当額を年度中の平均在籍人数で除いて算出

有価証券報告書「第70期(平成30年4月1日 ‐ 平成31年3月31日)」/2020年3月3日調べ

日本の30代の平均年収を日本航空と比較

同じ30代の平均年収と日本航空の年収を比較してみると、日本の30代の平均年収は402万円から432万円になっているのに対して、日本航空グループは39.9歳で827万円なので倍近くの差になっています。

また、日本の30代の年収中央値は、398万円から427万円なので、中央値で考えても日本航空がどれだけ高収入かわかります。

航空業界における日本航空の平均給与の特徴

日本の航空業界における日本航空の平均給与を考えてみると、日本郵船株式会社が958万円で高く、次に日本航空の827万円になっています。ANAホールディング株式会社の平均給与は、776万円で日本航空よりも低くなります。

参考に株式会社スターフライヤーの平均給与は600万円です。日本航空は同じ航空業界大手で比較しても上位の年収であることが理解できます。

会社名
平均給与
ANAホールディングス(株) 776万円
日本郵船(株) 958万円
(株) スターフライヤー600万円
日本航空(株)827万円

日本航空の平均年収は、大手航空業界の他社と比較しても高額

日本航空の平均年収の大きな特徴は、入社後間もない時から500万円以上の平均年収となっている点が挙げられます。

全日本空輸グループの持株会社となるANAホールディングと、日本航空を比較してみると平均給与で51万円日本航空の方が高い結果となっていて、ブランドイメージで人気のある日本航空の大きな特徴と言えるでしょう。