毎日仕事に追われて忙しい日々を送っていると、もっと忙しくない日々を送りたいなーなんていう風に感じることもありますよね。
仕事の忙しさは、個人の能力というよりは会社次第による部分が大きい為、忙しい環境から脱しようとすれば転職するのが最も簡単な方法です。
これだけ多種多様な会社があるのですから、忙しくない仕事に移ることも十分可能であるでしょう。
ただ、忙しくない仕事に転職しようとする場合にはいくつか注意しなくてはならないこともあります。
関連:残業50時間から残業10時間以下の会社に転職。残業の少ない会社が意外にある。
働くなら暇すぎず、忙しすぎずがベスト
まず気を付けなくてならないのが、忙しくないということが決して楽ではないということ。
毎日忙しい日々を送っていると、暇であることに憧れて、暇なほうが楽と決めつけてしまいがちです。
しかし、実際に会社に行ってもたいして仕事がなかったり、のんびり仕事ができる状態になると、それはそれで苦痛であると感じる人が非常に多いです。
仕事にやりがいも見いだせず、時間がたつのも遅い。そんな日々にうんざりして仕事を辞めてしまう人もたくさんいます。
あまり良くない話ですが、会社が特定の個人を辞めさせようと考えた場合によく使う手が仕事を与えないという方法です。
簡単にクビをきることはできない中で自主退職をさせる為に、そういった形をとり、実際にそれをさせられた人は自ら退職していきます。
というわけで、仕事は忙しすぎず、暇すぎずがベスト。
一度冷静にどんな働き方をしたいかは考えてみたほうがいいですね。
これがあっても忙しくないとは限らない
次に忙しくない仕事を探す際の注意点。
以下のことに該当するからといって、転職してみると鬼のように忙しいなんてこともあるので注意してください。
残業がない、少ない
残業が多すぎるのは、労働者にとってあまり喜ばしいことではありませんよね。できることなら残業はないほうがいい、少ないほうがいいと思っている人も多いのではないでしょうか。
もちろん家には早く帰ることができて心身ともに休めるというのは素晴らしいことです。
ただ、忙しいかどうかで考えると残業時間はあまりあてになりません。
逆に残業が少ないことで、限られた時間内で仕事をしなくてはならずに仕事の密度が高くなるなんてこともあるのです。
実際、私の知人は残業時間を定められた会社で仕事の密度が濃すぎてついていけず、それによって大きなストレスを抱えて最終的に辞めてしまった人もいます。
どこかで残業時間を区切らないと残業時間は増えていく一方になりますから、どこかで区切るのは必要なことでしょう。
しかし、上司が仕事の配分を誤ったり、自分の仕事のやり方を間違えてしまうと、仕事に追われる日々を過ごしてしまう可能性があるのです。
ノルマがない
営業などでよくあるノルマですが、たとえノルマがないとしても忙しすぎるいというのはよくある話。
結局何かしらの目標はあったり、他の評価指標があったりしますし、数値化されていない分、曖昧なまま仕事量が増えていってしまっているなんていうこともよくあることです。
ノルマがない=仕事が忙しくなくて楽というのは安易すぎますので注意しましょう。
仕事内容が簡単
仕事の内容が楽であればあるほど仕事は楽で、仕事の内容が難しければ難しいほど仕事は忙しくて大変になってくるというのも間違いであることが多いですね。
結局、忙しさというのは仕事の内容というよりも、仕事の量によってくる部分が大きいわけです。
私が以前いた職場では、コピーや勤務管理、その他雑務をやってくれる一般事務の方が一人いたのですが、みんなが雑務を頼むので仕事量が多くなってしまい、残業してもどうにもならなくなってしまったことを思い出します。
ホワイト企業と評判
ホワイト企業といわれている企業の特徴は、待遇が良い、福利厚生が良い、残業が少ない、法律を順守しているといったことが挙げられます。
しかし、これらはあまり忙しさとは関係のないことですね。
私の知っているホワイト企業と言われている会社に就職した知人も、仕事の密度がめちゃくちゃ濃くて仕事中はとにかく必死になっているというということを聞きました。
自分がどんな風に働きたいかが大事
忙しくない仕事がいいなんていう風に片づけてしまうと、実際に働きだしてみた時に「思っていたのとは違った」なんてことを考えてしまう可能性が高くなります。
忙しい日々にうんざりしてしまうと、ついそれを解消することばかりに目がいってしまいがちなんですが、転職する場合にはいったん落ち着いて考えることが大切ですね。
転職に向けて
転職活動では転職サイト、転職エージェントは上手く活用していきましょう。
転職サイトは求人を探すだけではなく、自分の強みや市場価値の診断ができたり、スカウトサービスを使えば好条件の非公開求人からオファーを貰うことができたり、場合によっては書類選考や1次面接が免除となる場合もあります。スカウト機能は転職の可能性を知るのにかなり便利であるといえるでしょう。
また、転職エージェントではキャリアの相談にのってくれたり、履歴書の作成補助、面接の練習といったものをしてくれますし、何より自分に合った仕事、自分が希望している仕事を多数紹介してくれます。
もし緩やかに働きたいと考えているなら、それにあった働き方ができる契約社員の仕事も紹介してもらうことが可能です。
転職支援サービスのおすすめ順は以下の通り。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- doda
- マイナビジョブ20s
リクルートエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・より多くの求人を紹介してもらいたい方 ・年収や入社日などの交渉を任せたい方 ・年収UPを実現したい方 |
転職エージェントといえば、まずリクルートエージェントが最大手として挙がります。
公開求人・非公開求人ともに15万件以上取り扱っており、業界No.1の転職成功実績があります。扱う求人数が多いので、経験者・未経験者、若年層・ミドル層などどんな方でも利用することができます。
キャリア相談から履歴書や面接対策、年収交渉などをして貰えるので、転職活動がかなり楽になるし、何より15万件以上ある非公開求人を紹介して貰えるというのが最大のメリット。
待遇の良い求人は応募が殺到する為、検索しても出てこない非公開求人となっている場合が多いです。優良企業、ホワイト企業に転職したいなら非公開求人抜きで考えるわけにはいきません。
もちろん、公開求人にも優良求人はたくさんありますので、公開求人を15万件から検索できるメリットは非常に大きいです。
求人の量・質、サポートなどの評判も良く、私も利用しましたが対応が良かったという印象を持っています。
とにかく転職活動するならまず大手。求人数だけではなく、企業への交渉力や情報収集力も強いので、あえて大手を外す意味はありません。
マイナビエージェント
対象の年代 | 20代~30代 |
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どんな人に向いている? | ・若年層の方 ・関東、関西で仕事を探している方 ・企業への連絡や面接対策など、エージェントに任せたい方 ・フリーター→正社員を目指したい方 |
新卒の就職時にマイナビを利用していた人は多いと思いますが、マイナビエージェントはそのマイナビの20代、30代に特化した転職エージェント。
求人数だけ見たら他にもっと多いものがあるんですが、首都圏、関西圏の20代、30代にとってはかなり良い転職エージェントです。
求人数は2万件以上、そのうち8割以上が非公開求人となっています。
年齢、地域を絞った割にはかなりの量だと言えるでしょう。
doda
対象の年代 | 25歳~34歳 |
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どんな人に向いている? | ・特に技術職、営業職を希望の方 |
dodaはリクルートエージェントに次いで求人数が多い転職エージェントです。
リクルートエージェントやマイナビエージェントは、転職活動を行う際、必ずエージェントのサポートを受けながら進めることになりますが、dodaではサポートが要らなければ受けないということも可能です。
エージェントを利用したからといって転職を強要されることはありません。しかし、すぐに転職する気がない方にとっては利用しづらいかもしれません。
その代わり、非公開求人を受けることができなくなりますが、「今すぐ転職したいわけではない」「いい求人があれば転職したい」などエージェントからのサポートを受けづらいと考えている方にとってはメリットがあります。
マイナビジョブ20s
対象の年代 | 20代 |
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どんな人に向いている? | ・20代の方 |
マイナビジョブ20sは20代のサポートに特化した転職エージェントです。
一度正社員として就職した方はもちろん、フリーター→正社員への転職にも強いのが特徴です。
扱っている求人はすべてが20代が対象です。サポートを担当してくれるエージェントも20代のサポートを専門としているので、あなたのポテンシャルを十分に引き出して転職成功へ導いてくれるでしょう。
転職を考えている20代の方は忘れずに登録しておきたい転職エージェントです。