社会人として働く中で、人間関係に悩む人はとても多いですよね。
実際、自己都合で退職した人の理由のうち人間関係が理由の人は男性では第5位、女性では第2位にランクインしており、辞めないまでも既に深刻なものになってしまっている人が少なくはありません。
そしてそれは保育士も同様。いや、むしろ保育士として働いている人のほうが職場の人間関係で悩んでいる人は多いかもしれません。
人間関係で悩む保育士はとても多い
東京都保育士実態調査の結果によると、保育士が仕事を辞める理由上位3つは以下の通り。
- 妊娠、出産
- 給料が安い
- 職場の人間関係
3位に人間関係が入っており、そして退職した人のうちおよそ5人に1人が退職した理由として挙げています。
保育士の場合、ほとんどが女性という状況や保育園という狭い環境の中で働くことになるという点がより人間関係を難しいものにしているかもしれません。
また保育士の仕事は労働時間が長くて給料が低いなど労働条件が悪かったり、保護者からのプレッシャー等でストレスが溜まりやすいといったことも、人間関係を悪化させやすい要因として考えられます。
保育士の人間関係の悩み
では保育士の方々は具体的にどういった人間関係の悩みを抱えているのでしょうか。
先輩、同僚からのいじめ
前の職場では先輩社員に嫌われてしまったことをきっかけに同僚からも無視をされたり、嫌がらせをうけるようになったので辞めざるを得なくなってしまいました。
常に誰かをターゲットにして陰で悪口ばかり。いわれている本人は当然気づいていますし落ち込んでいます。くだらなすぎて疲れます。
社会人になってまでいじめなんてくだらなすぎますし、社会人なら社会人としてたとえ嫌いであっても仕事と割り切って大人の対応をしなくてはなりません。
それに本来は同じ職場の人間同士協力しあった方が自分たちの仕事も楽になるし、子供たちの為にもなるはず。
しかしそれができない人もいるのも事実。実際に働いている職場でそれが起きて悩んでいる人は多いでしょう。
人間関係に気疲れ
ベテラン主任がすぐ感情的になるタイプ。そのせいで皆が気を使いすぎています。今のところはなんとか上手くやっていますが、いつか面倒なことになるのではないのかと考えてしまい、はっきり言って疲れます。
私の勤めている保育園では、完全に派閥が出来上がっていてそのせいで協力すれば楽なのに協力できなかったり、変なところで気をつかわなくてはならなかったりと疲れることが多いです。
人間関係では直接的に何かをされなくても、気を使いすぎて疲れるということも多いですよね。
誰だって変なトラブルには巻き込まれたくない。そう思って気を張り続けた結果、それが大きなストレスの原因になってしまいます。
人間関係をで悩んだ時にすべきこと
人間関係の悩みは、時に大きなストレスとなってあなたに襲いかかります。
そのせいで昔から夢にしていた保育士の仕事もただ辛いものになってしまい、保育士として働くこと自体が嫌になっていってしまいます。
それってすごく悲しいことですよね。そうなる前に自分自身でなんとかしていかなくてはなりません。
ではもし人間関係で悩んでしまった時にはどういった対応をとっていけばいいのでしょうか。
自分自身について振り返る
人間関係で悩んでしまっている場合、その原因は周りにだけあるとは限りません。もしかしたら自分にも何かしらの原因があるかもしれません。
相手のことはコントロールできなくても自分のことはコントロールできるはず。だからこそまずは自分自身のことを振り返り変えるべき点がないか、もしあるならば変えていく努力をしましょう。
周りの人をよく見る
相手のことはコントロールできないとしても、相手をよく知ることによって適切な対応方法がわかるかもしれません。
だからこそ嫌な人、面倒な人で終わらせるのではなく、しっかり見て何がしたいのか、何が目的なのかを考えてみましょう。
もちろん単なるストレス解消として後輩をいじめるような人もいるでしょう。しかし中には指導の為、保育園の為を思っての行為なのかもしれません。
逃げること、辞めることを良しとする
人間関係の悩みは想像以上にストレスが大きいもの。しかも改善の余地が全然ない場合だってあります。
そんな時はその職場から逃げることも一つの手段です。その選択は何も間違っていません。
保育士以外の仕事であれば次の仕事のことを考えなて辛くても耐えなくてはならない場合もありますが、保育士の場合は現在非常に転職がしやすい状況ですから自由がききます。
せっかくそういう選択もできるのですから、無理をする必要は一切ありません。
絶対に限界まで我慢してはいけない
人間関係によるストレスを限界まで我慢してしまうと、あなたの心身を蝕み、最悪の場合うつ病などの精神的な病気を引きおこす可能性があります。
そんな風になるまで働き続ける必要なんてないはずです。時には休養を取る、そして時には逃げるというのも一つの大切な選択肢です。
どんな職場でも人間関係は生じるもの。それが上手くいく保証はありません。
ただ今がどうしようもない人間関係ならば、それをリセットするだけでも大きな価値があると思います。
もしも今の職場に不満があり、転職しようかなと考えている人がいれば、一度無料の保育士、幼稚園教諭向けの転職支援サイトを利用してみて下さい。
保育園や幼稚園だけではなく、託児所や企業内保育などの非公開の求人を多く扱っているとともに、専任のアドバイザーが求人探しや面接、給料交渉などをサポートしてくれますのでできるだけ少ない労力で満足する転職先を見つけることができるかと思います。
ちなみに待遇の良い求人は応募が殺到してしまうので、登録した人にのみ公開されているという形になっています。
また職場の雰囲気など、一人で転職活動をするだけでは知ることができない情報も知ることが可能ですので、使うのと使わないのでは大きく差がでます。
保育士・幼稚園教諭向け転職支援サイトでは、以下の大手2つがおすすめです。
保育士バンクは求人数が国内最大級。求人数が多い分、希望に合った求人を見つけやすいし、サポートも充実していて、転職に関する不安はだいぶ軽減されるかと思います。
保育士専門のキャリアコンサルタントが転職活動から内定後、入職後のアフターフォローまでフルサポートしてくれます。
またこのサイトでは求人だけではなく、保育士に関するコラムなども多数掲載されていますので、今後の保育業務に生かせるものが見つかるかもしれません。
なおこちらのサイトは学生(新卒)の方は対象外となります。
■公式サイト:保育士バンク
保育ひろばは転職サポートがとても充実していて利用満足度が94.2%もあることが注目ポイント。
求人紹介、面接対策、条件交渉といったものから、現職の退職交渉まで相談に乗ってくれるので、タイミングが悪いと辞めにくい保育士という仕事には非常に助かるかと思います。
またこのサイト経由で地方から首都圏に転職活動する場合は交通費を一部負担してくれるというのもポイント。
何かとお金のかかる転職活動ではこのメリットは大きいのではないでしょうか。
■公式サイト:保育ひろば
他にも全国対応している転職支援サイトとして保育Aidというものもあります。
事前に求人を厳選した上で求人を扱っており、ヒアリング等も丁寧で職場見学や体験保育等も希望すれば可能です。
またこちらはわざわざ来社する必要がなく、電話やSkypeで対応して貰うことが可能というメリットもあります。
■公式サイト:保育Aid