転職活動を行う場合、まず転職サイトに登録する人が多いでしょう。
転職サイトでは、求人情報を見ることができ、たくさんの求人から自分にあったものを探していくことになります。
ただ、このように検索できるのは公開求人と呼ばれるものであり、実は検索しても見ることができない非公開求人がかなりあるのです。
非公開求人とは?
非公開求人とは、先ほども述べたように、転職サイトでいくら検索しても見ることができない求人情報です。
非公開求人にする理由
なぜわざわざ非公開にするのかと、疑問を持つ人もいるかもしれませんが、その理由はいくつかあります。
まず、一つ目の理由が、公開してしまうと応募者が殺到してしまうという点です。
大企業や年収が高い求人というのは、公開してしまうと、転職希望者からの応募が殺到してしまいます。
そうなると、書類選考で一つ一つ履歴書を見るのに、膨大な時間もかかってしまいますし、本来採用すべき人材を見逃してしまうことにもつながりかねません。
その為、非公開求人にして、応募者の殺到を避けるという理由があります。
もう一つの理由は、他社には知られたくないプロジェクトの為の人材募集である場合です。
ある新規プロジェクトの為に、特定のスキル、経験を持った人材を採用したい場合、公開求人にしてしまうと、他社にその求人を見られてしまい、予測されてしまうという懸念がある為です。
こういった理由から、企業は公開求人ではなく、非公開求人にするわけです。
非公開求人の量
実は公開されている求人は、全ての求人の中でほんの一部分なのです。
例えば、転職サイト最大手のリクナビネクストで公開されている求人は3,000
件程度ですが、同じリクルートが運営しているリクルートエージェント
では非公開求人の数は約10万件と、30倍以上です。
ですから、公開求人だけで転職活動を行うというのは大間違いなのです。
非公開求人を見る為には?
では、非公開求人を見るためには、どうすればいいのでしょうか。
まず、全ての非公開求人を見ることができません。
自分の希望、職歴、能力の合ったもののみ、紹介してもらうことができるのです。
方法は2つあります。
転職サイトのスカウト機能を利用する
一つ目の方法が、転職サイトのスカウト機能を利用する点です。
リクナビネクストのスカウト機能に登録すると、あなたの職歴等にマッチした非公開求人のオファーが届きます。
こちらからアクションすることはできず、登録した後は待つのみになります。
オファーには、オープンオファーとプライベートオファーがありますが、オープンオファーは希望や職歴から転職希望者に一括で送っている為、あなた自身のことを見てくれていませんが、
プライベートオファーは個別に送ってくるものであり、企業も興味を持ってくれているという証ですから重要視したほうが良いです。
■スカウト機能に登録する⇒リクナビネクスト
転職エージェントに登録してもらう
転職エージェントはかなりの量の非公開求人を抱えています。
転職エージェントに登録すると、実際に面談を行い、あなたの希望や職歴といったものを話し合うことになります。
そして、その話からあなたに合った非公開求人を紹介して貰えます。
スカウト機能は待つだけでしたが、転職エージェントであれば、こちらの希望を直接伝えることができる為、たくさんの求人を紹介して貰える可能性があります。
ただ、あくまで受かる可能性があるものを紹介してくれる為、何でもかんでもというわけには行きません。
■エージェントを利用する⇒リクルートエージェント
非公開求人のメリット
では、最後に非公開求人のメリットを紹介していきましょう。
好条件であることが多い
非公開求人の最大のメリット、給料がたかい、休日が多いなどの好条件であることが多い点です。
企業は条件が良い為に非公開にしている場合も多々ある為、公開求人に比べると非常に魅力的なものに巡り合える可能性があります。
ミスマッチを防ぐ
企業が求めている人材と、あなたがマッチしていなければ、応募したところで受かりません。
ただ、公開求人の求人情報を見るだけではそこまで見極めることが難しく、絶対に受からない企業にも応募してしまう可能性があるのです。
これは本当に時間の無駄です。
応募の為には、わざわざ履歴書を書かなくてはいけませんから、それなりに時間がかかります。
ただでさえ忙しい中で転職活動を行っているのに、そんなことしていては、転職に時間がかかってしまいます。
しかし、非公開求人はスカウト機能によるオファー、転職エージェントからの紹介によって初めて応募が可能となる為、ミスマッチの可能性が非常に低くなります。
転職時には必ず非公開求人を利用する
公開求人に良い求人がないわけではありません。
公開求人、非公開求人を利用した上で、公開求人に応募することは全く問題ないことです。
しかし、ほんの一部分である公開求人だけ頼りにして転職活動を行うのではなく、必ず非公開求人も利用するようにしましょう。
■スカウト機能に登録する⇒リクナビネクスト
■エージェントを利用する⇒リクルートエージェント