ゲーム業界の仕事内容・職種

ゲーム業界の仕事内容は職種によって様々あります。主に商品開発、ゲームプロデューサーなどの以下のような職種がありゲーム業界への転職を検討している方は、どのような職種があるか把握する必要があるでしょう。ここでは転職に必要な仕事内容・職種について解説します。

商品開発

商品開発には、例えばプログラマー、プランナー、デザイナー、サウンドクリエイター、ディレクター、プロデューサー、シナリオライター、デバッガーなど沢山の種類があります。

①ゲームプロデューサー

ゲームプロデューサーは、企画・プロジェクトの総責任者です。

仕事内容は、企画や予算、スケジュール、人員編成、プロモーションなどのゲーム開発を統括する仕事です。また、ゲームの売上の責任を持ちます。

②ゲームディレクター

現場制作の責任者がゲームディレクターです。

開発現場で指示を出しながらスケジュールを管理して、ゲームを開発された通りに完成へと導く業務です。

③ゲームプランナー

ゲームプランナーは企画を行います。

特に仕様書と呼ばれるゲームの構成を記載した資料作成を行います。開発中は仕様通りに作成が進んでいるかの確認を行います。

④ゲームデザイナー

キャラクターや図柄のデザイン、世界観や設定の考案を行うのがゲームデザイナーです。

プランナーの企画をより具体的にする様な仕事内容です。

⑤サウンドクリエイター

サウンドエイターの業務は、ゲームのメインテーマやBGM、効果音などを作成する仕事です。

対象のゲームにあった曲を作る必要があるので、ゲーム全体をしっかりとイメージできることも大切でしょう。

⑥シナリオライター

ゲームのシナリオやキャラクター同士の会話を考えるのがシナリオライターの仕事内容ですが、会話内容などはゲームの展開を考えてより面白い内容になる会話が要求されます。

⑦ゲームプログラマー

ゲームプログラマーは、企画や仕様、デザインに合わせてゲームが動くようにプログラムを組むことが仕事内容です。

ゲームがスムーズに進行して利用者が楽しめるよに仕様を満たしたプログラムが必要とされます。

⑧デバッガー

ゲームを作成する際に大切になるのが、デバッガーの存在ですが、デバッガーはゲームのテストプレイをしてバグを洗い出す仕事になります。

デバッガーは細かなバグも発見できる素質や集中力があることがポイントです。

⑨生産管理

他の製造業などでも同じですが、ゲーム業界にも生産管理がありゲームの販売計画に沿って生産計画の作成や、工程・在庫などの管理を行います。

⑩営業、販売促進

営業では、ゲームの売上を上げるために販売促進やマーケティングなどを役割としています。

ゲーム業界の上記以外の仕事内容として、経営企画や人事、総務、経理、法務などのバックオフィス系の職種があります。

ゲーム業界の平均年収

ゲーム業界の平均年収を見てみると、全体では391万円*1となっていて男性が408万円で女性が363万円という内容で、日本の平均年収が441万円なので平均よりも低い結果になっています。

全体391万
男性408万
女性363万
日本の平均年収441万

20代では、業務業界の平均年収は333万円、30代は432万円、40代は522万円となっています。

20代333万
30代432万
40代522万

株式会社パーソルキャリア(2020)doda「平均年収ランキング 最新版 【業種別】」/

他の業界と比べて極端に高い・低いということはありませんが、比較的若いうちから役職に就く方も多いことから20代から年収のばらつきが出ててくる傾向があります。

ゲーム業界の仕事におけるメリット

ゲーム業界は華やかなイメージがありますが、ゲーム業界で働くことのメリットなどはあるのでしょうか。

市場が拡大していて、ゲーム業界に対する需要が大きい

下記の表を見ると、2013年の市場規模が6兆3269億円であるのに対して、2016年では8兆9977億円となっていて、更に2018年では13兆1774億円であるので市場規模が拡大しています。

これは年々ゲーム業界に対する需要が大きくなっていることがわかります。

主な理由としては、アジア市場の広がりやオンラインプラットフォーム(アプリゲームなど)市場の拡大のためと考えられます。

2013年6兆3269億円*2
2014年6兆7148億円*3
2015年8兆2667億円*4
2016年8兆9977億円*5
2017年10兆8964億円*6
2018年13兆1774億円*7

ファミ通.com(2019)「2018年の世界ゲームコンテンツ市場は前年比約2割増、国内クラウドゲーム市場は2022年に100億円突破。『ファミ通ゲーム白書2019』が6月27日に発刊」/

成長業界であるゲーム業界は年齢の割には給料が高い

ゲーム業界は若い方が多いですが、30代で432万円の年収は魅力的でしょう。

仕事がどんどん増えるため若いうちから責任のある仕事ができ成長できる

ゲーム業界で働く上でのメリットを考えると、仕事が多く若いうちから重要な仕事ができることは、仕事を通した自己実現につながります。

ユーザーからの評価が分かりやすい

販売しているゲームは常に利用者の評価にさらされるため、自分の努力が高い評価を受けると嬉しいだけでなく仕事のやりがいになります。

達成感がある

普段の仕事で苦労を重ねた末に、ゲームという一つの作品を世に出すことで達成感が得られます。

達成感は次の新しいゲームを制作するためのパワーになり長期にわたって集中してゲームを作ることが可能でしょう。

人を楽しませることができる

ゲーム業界のメリットとして、自分の作ったゲームがユーザーに利用されて、楽しそうにしている姿を見ることができる点があります。

ゲーム業界でつらい仕事があっても、楽しそうにゲームをしている利用者の姿を見ると更に頑張れます。

平均年齢が低く、実力主義

他のゲーム業界のやりがいとして、20代のうちに高い地位について高収入を狙えるチャンスがあります。

これは、他の業界とは異なる特徴で、ゲーム業界の魅力と言えます。

自由な社風の会社が多い

ゲーム業界は、比較的新しい業界のため、服装や髪型などが自由なことが多くラフな感じで仕事をすることが可能です。

ゲーム業界の仕事におけるデメリット・大変さ

年々ゲーム業界は成長しており、若手のうちからキャリアップが目指せるという点やエンターテイメント業界の一部になるのでコンテンツを作る楽しさを体感できるというメリットがありますが、その一方で大変な一面もあります。

ゲーム業界で仕事をするデメリットや大変さに関しても確認をしてみましょう。

残業が多い

ゲーム業界のデメリットとして、残業が多いことがあげられます。

例えば、開発側は納期やリリースが近づくと追込みで残業したり、リリースしても継続的なアップデートがある場合は、そのために残業することがあります。

深夜や休日に出勤することもある

ゲームのメンテナンスやオンラインゲームなどにおけるサイトの監視業務で、深夜や休日出勤する不規則な業務になる場合もあるので、入社前からその様な業務が多い仕事である場合は、事前に把握しておいた方が良いです。

景気によって売り上げが左右されやすい

他のゲーム業界のデメリットとして、ゲームが娯楽であるため景気によってかなり売上が変わってしまう点です。

ゲーム業界の会社の選び方

①コンシューマーかスマホか

コンシューマーゲーム(PS4やニンテンドースイッチなど)の場合は、ソフトを販売したら基本的には開発終了です。

そのに対してスマホゲーム(アプリゲーム)はリリース後も運営があり、ユーザーを意識してアップデートを進めていく特徴があります。

また、コンシューマーゲームは大手企業が多く、スマホゲームの開発をしているのはベンチャー系が多い傾向があります。

②パブリッシャーかデベロッパーか

パブリッシャーは企画から宣伝、販売、流通まで自社で行う会社です。

デベロッパーはパブリッシャーからゲームを受注して開発していく会社となります。

パブリッシャーも開発も行うこともありますが、デベロッパーの方が様々な開発の経験ができる利点もあります。

③大手か中小か

大手のゲーム会社では、プロジェクト規模や世間からの注目度が高いが、個人の役割が限られてしまう傾向があります。

一方、中小は規模が小さくマルチタスクになりやすいですが、自分の仕事だけでなく様々な経験を積むことが可能です。

④好きなゲームを作っているか

ゲーム会社の選び方として、好きなゲームを作っているかを判断基準にする方法もあります。

自分が好きだったり作りたいゲームを作っている企業であれば、自分のやりたいことができるので良いでしょう。

⑤会社の雰囲気になじめるか

会社選びをする時のポイントは、ゲーム業界でも会社の雰囲気に馴染めるかどうかが大切です。

会社によって雰囲気が異なるので、自分が馴染める職場かどうか面接や問合せで情報収集して検討する必要があります。

⑥将来やりたいことができるか

その他の会社選びの注意点として、その企業がどのようなことをやっているのかを調べて、将来自分がやりたいことができるのか考えることも重要です。

未経験からゲーム業界に転職する際のコツ(書類選考・面接のコツや準備)

職種にこだわらなければ前職と同じ職種でゲーム業界に転職する

一般的に言えることですが、業界が違っても職種が同じであれば転職しやすいため、職種にこだわりがなければ今までと同じ職種でゲーム業界へ転職するのも良いです

しかし、受けているゲーム会社にゲームが好きだという気持ちだけを伝えてもインパクトに欠けます。

好きな上で、ゲーム業界で働くための自分のスキルはどういったものがあるか、ゲームを作ったり売ったりしたい理由などを提出書類や面接で伝えるのも転職のコツと言えます。

前職の経験をどのように活かすかを面接で証明できることも転職成功のポイント

クリエイター職であればデザインのスキル、IT職であればプログラミングのスキルといった様に、前職でつちかった専門的なスキルが求められることが多いので、前職が同じ様な職種だと転職しやすいです

一方、プランナーやディレクター、プロデューサーなどは、企画力や管理力、マーケティング能力などが必要なため、そのような能力があることを具体的な経験などの話しを通して面接で説明できれば、前職の職種が必ずしも同じである必要はないでしょう。

大切なのは、前職での経験をどのように活かすことができるのかを考え、経験が活きるゲーム業界の職種を選ぶことが転職成功のキーポイントです。

受ける企業のゲームに詳しいことも好印象

多くの企業も同じですが、受ける企業のゲームをやりこんでいると印象が上がることもあります

面接などで受けている会社のゲームの話しで盛り上がれば内定も近づきます。

また、未経験からゲーム業界への転職を考える時は、人材不足であるアプリゲームの市場が拡大しているので主にアプリゲームに関わっている会社に応募すると、未経験でも内定をもらえて転職しやすいでしょう。

ゲーム業界に未経験で転職するための志望動機の書き方

ゲーム業界への転職のための志望動機として必ず書くべき点は下記の3点です。

①なぜゲーム業界を志望しているのか

志望動機の書き方のポイントとして、どうしてゲーム業界を志望しているのかを、なぜゲームを作ったり売ったりしたいと考えたのかという経験を元に書き出すと良いです。志望動機として、具体的な経験をもとにゲーム業界の転職を希望していることを簡潔にわかりやすく記載できると好印象です。

②なぜゲーム業界の中でもその企業なのか

ゲーム業界を志望しているという志望動機だけでは、他の会社でもできることだと思われてしまいます。そのため、どうしてその企業を志望しているのかを、その企業の魅力、感じている点や強みだと思う部分を、自分の経験や将来やりたいことをベースに志望動機として書けると、採用担当者も納得してくれるでしょう。

③自分がどのような貢献をできるのか

ゲーム業界や応募している企業の志望動機だけでは、その企業だけの志望動機になってしまうので、この内容だけでは企業としては本当に活躍してくれる人材かどうか判断できません。

自分の具体的なスキルや経験が、どのように応募している企業の仕事で活かせて貢献できるかをアピールして志望動機を記載できると、ゲーム業界への転職の可能性も高くなるでしょう。

ゲーム業界はスキル・キャリアの成長が目指せる業界

ゲーム業界は全体的に平均年齢が若いこともあり若いうちから役職についたり、すぐに現場レベルのスキルを身につけることが可能な業界です。

その一方で開発環境によっては残業が多くなってしまったり、スマホゲームの場合だとバグの修正やサーバーのメンテナンスなどで突発的に休日でも出勤をする必要が出てくることもあります。

求人内容によっては未経験でも募集をしている企業もありますが、上記のとおり平均年齢が若い業界なので未経験でゲーム業界へ挑戦をしたいと考えている方はなるべく早く動くことをおすすめします。