会社の顔となり、直接会社の利益を生み出す営業職。会社としても重要な存在であり、多くの人が営業部に配属され仕事に従事しています。
ただこの営業という仕事は人によって向き不向きがかなりあるもの。
向いている人にとってはそれなりに楽しく仕事に取り組めるし、成果も上げやすいのでいいのですが、向いていない人にとっては仕事自体もつまらなく、中々ノルマを達成することができず上司に怒られてばかりで苦痛に感じることばかりになってしまいます。
そこで今回は営業に向いていない人の特徴と向いていない人が転職する為にすべきこと。
営業に向いていない人が営業の仕事をするのは中々苦痛
向いていない仕事を続けるのは中々大変なこと。
それはどんな仕事であっても同様のことですが、営業職の場合は特にその傾向が強いように感じます。
いかに仕事のやり方を変えたり工夫をしてみようが、人との関わりを減らすことはできないし、上司と顧客の間で板挟みになることも避けることができない。
営業成績は常に目に見える状態で、ノルマによるプレッシャーからも逃れることができない。
つまらないから、上手くいかないから、辛いからと自分の土俵に持ち込もうと思っても、それが難しいのが営業です。
それ故に向いていない人は会社に行くこと自体が徐々に辛くなり、異動したい、仕事を辞めたいとばかり感じるようになってきてしまいます。
毎日何時間も、そして何十年もその苦痛に耐え続けるなんてさすがにしんどすぎますからね。
営業に向いていない人の特徴
では営業に向いていない人にはどういった特徴があるのでしょうか。
機転が利かない
営業では機転を利かせることが必要。
相手からは想定をしていなかった質問をされたり、提案をされることもありますし、相手の性格、状況を判断して対応を変えなければいけないこともあります。
マニュアルがあったとしても、そのマニュアル通りには行かないことが多いんですよね。
理不尽なことに耐えれない
営業は理不尽なこととの闘い。顧客から、上司から、他部署からたびたび理不尽なことを言われます。
その理不尽なことに対して、ただ腹を立てているだけでは長続きはしません。
理不尽なことも受け止め、時には謝り、時には根拠を挙げて主張し、時には受け入れる。
正論だけでは中々上手くいかない仕事なんですよね。
人と話すことが好きではない
営業では雑談をすることも大切な仕事。
新たな顧客と打ち解けあう為、既存の顧客と関係を深める為、表面的には仕事と関係ない会話も必要なことです。
ただ人と話すことが好きではない、苦手だという人にとってこの雑談は正直しんどく、仕事の話ばかりのつまらない営業になってしまいがち。
そしてそれが成果が上手く上がらない原因になってしまいます。
プライドが高い
営業職にとって高いプライドを持ちすぎることは成果をあげることができなくなる原因にもなるし、自分で自分を追い込む原因にもなります。
時にはプライドを捨てることも大事。それができない人が営業の仕事を続けるのは中々厳しいです。
自分を客観的に見れない
仕事をする上で自分を客観的に見ることができるかどうかというのは非常に重要です。
清潔感がでてるか、話し方に問題はないか、上から目線の言い方になっているか、自分を正しく判断することができなければ、改善することもできませんからね。
空気が読めない、顔色を伺えない
相手の顔色を伺い空気を読みながら話を進め、自分の持っていきたい方向に話を持っていくことができなければ営業は上手くいきません。
あまりに空気を読めないと腹を立たせてしまう原因にもなります。
仕事のことをひきずりやすい
営業はノルマがきつかったり、上司や顧客に怒られたり、理不尽な要求をされたりとストレスが非常に大きい仕事。
だからこそ休みには仕事のことを忘れて心を休ませなければ続けていくことなんてできません。
仕事が終わってからも休みの日も仕事のことをひきずってしまう人は心身ともに追い込まれてしまい体調を壊してしまう可能性が高いので注意が必要です。
上手くやる努力は必要、でも無理なこともある
こういったことは、色々と考えて工夫をしたり経験を積むことによってある程度は直していくことが可能です。
ですから今の仕事を上手くやる努力をしていくことは当然必要なこと。
でも無理なこともあるのが現実。
特にすぐに結果が問われる営業の仕事ですから、耐えがたい苦痛を感じているならば辞めるのは決して悪いことではありません。
もし異動することができるのであれば異動する。それが無理なら転職する。
向いていない仕事で心をすり減らしながら過ごすのではなく、少しでも自分に向いている仕事で力を発揮した方が幸せなのは間違いありません。
営業に向いてないから他職種に転職する為にすべきこと
営業に向いていないから違う職種に転職したい。もしそう考えているなら以下のことをしなくてはなりません。
何がやりたいかを明確にする
営業に向いていないということがきっかけで転職に踏み切る人の中には、営業以外なら何でも良い、楽な仕事が良いと職種選びを適当にしてしまいがち。
ただそれでは転職後に結局つまらない、辛いと思ってしまう可能性が非常に高くなってしまいます。
だからこそまずはどんな職種があるか、それぞれの職種ではどんな仕事をすることになるかを調べ、これという仕事を見つけるところから始めるようにしてください。
転職活動には早急に取り組む
未経験の他職種への転職は経験者に比べると難易度が増し、特に営業職以外の仕事になるとよりその傾向が強くなります。
営業職は他の職種に比べると採用人数が非常に多く、その反面人気がないので未経験者でも採用可となっている求人は多いのですが、他の職種は求人自体が少なめ。
そしてそれは年齢が高くなればなるほど顕著。
20代であれば様々な職種にチャレンジすることができますが、30代前半、30代後半、40代と年齢が高くなるにつれて職種選択の幅は狭くなっていきます。
だからこそ転職活動には早急に取り組まなければなりません。先延ばししていると、結局いつまでも営業職として働き続けざるを得なくなる危険があります。
転職エージェントに相談するのがおすすめ
転職活動を始めるなら転職エージェントに相談してみることを強くおすすめします。
営業以外にどんな仕事があるかわからない人でも、最初のカウンセリングで話を聞き向いてそうな職種を提案してもらえるし、実際に転職活動を進めていく場合も全般をサポートして貰うことができます。
もちろん転職サイトにはそれ以前に登録して色々自分なりに情報収集はして置くべき。転職活動に関して基本となる情報が色々入手できます。