英語を活かす仕事をするには

英語を使った仕事をしたいと思ったとき、自分の英語力はどれくらいなのか気になりませんか。

自分にはどれぐらいの英語力があるのかを示すことに利用されるのは、グローバルスタンダードである「TOEIC」で、日常生活やビジネスに生かすことのできる英語力はTOEIC® Testsを利用するのが一般的です。

そしてTOEIC® Testsには「TOEIC® Listening & Reading Test」「TOEIC® Speaking & Writing Tests」「TOEIC® Speaking Test」という3つの種類の試験が用意されていますが、ビジネスのスコアで利用されるのは基本的に「TOEIC® Listening & Reading Test」となります。

上場企業の一般社員に求められるスコアは600点以上と言われており、900点以上を取ることができるのは全受験者の中で3~4%という希有な存在となります。

続いて、それぞのTOEICスコアで分かるコミュニケーション能力について確認していきましょう。

TOEICのスコア別でできることと英語コミュニケーション能力

TOEICのListening & Reading Testのスコアでは、どれぐらいのスコアでどれぐらいのことができるのかというスキルを確認することができます。

TOEIC L&Rスコア別できること一覧

リスティング(聞き取り能力)とリーディング(読み取り能力)とスコア別にまとめました。

どの点数まで取ればどのような事ができるのかという目安としてください。

Listening -聞き取り能力-

×:できない △:何とかかろうじてできる ○:ほぼ問題なくできる

英語活用シーン

400点未満

400~599

600~695700~795800~895900~995

打ち解けた状況で 簡単な質問を理解できる。

ゆっくりと配慮して話してもらえば、目的地までの道順を理解できる。

入国管理官に、滞在場所、期間、旅の目的を英語で聞かれた時、質問が理解できる。

自己紹介を聞いて相手の名前や出身地等を聞き取ることができる。

商談相手の言う商品の値段を理解することができる。

×

自分の仕事に関連した日常業務の説明を理解できる。

×

電話で相手の名前を聞き、担当者に取り次ぐことができる。

×

次回ミーティングが、いつ、どこで行われるか説明を理解できる。

×

留守電のメッセージを聞き、相手の用件や電話番号等が聞き取れる。

×

ラジオのニュ-ス番組で、最初にアナウンサ-が言う主なニュ-ス項目を理解できる。

×

自分の専門分野での発表やプレゼンテーションを聞いて理解できる。

×

新製品が従来のものよりも優れているのか説明を理解できる。

××

職場で発生した問題点について議論をしている同僚の話が理解できる。

××

自分の業務に関連する議論の流れ、結論の理由が理解できる。

××

自分の専門分野での発表やプレゼンテーションの後に行われる質疑応答のやりとりを聞いて理解できる。

××

英語を話す人達が行っている最近の出来事・事件についての議論を聞いて内容を理解することができる。

××

CNN等のテレビニュースを聞き、内容(どこで何が起こったのか)を理解できる。

××

Reading -読み取り能力-

×:できない △:何とかかろうじてできる ○:ほぼ問題なくできる

英語活用シーン

400点未満

400~599

600~699

700~795800~895900~995

看板を見てどんな店か、どういったサービスを提供する店かを理解することができる。

電車やバス、飛行機の時刻表を見て理解できる。

自分宛てに書かれた簡単な仕事上のメモを読んで理解できる。

自分に関連した商品のカタログやパンフレットを読んで理解できる。

会議の議事項目(アジェンダ)を読んで理解できる。

×

マニュアルを読み、使い方に関する指示・説明を理解することができる。

×

電話帳で必要な情報(人や会社など)を探すことができる。

自分の業務・専門に関する文書を読んで理解することができる。

×

会議の案内等の社内文書・通達を、読んで理解できる。

×

会議・講演の配布資料等を読んで理解できる。

×

自社への就職を希望する人の履歴書を読んで、その内容を理解できる。

××

取引先や顧客からのクレームレターを読んで理解することができる。

××

同業他社のアニュアルレポートを読んで理解できる。

×

英語で書かれたインターネットのページから、必要な情報・資料を探し収集できる。

×

自社製品の販売に関する契約書類を、読んで理解できる。

××

雑誌の記事を読んで内容を理解することができる。

××

一般的な国際英字新聞の記事を読んで、大まかに理解できる。

××

自分の専門分野の高度な専門書を読んで理解できる。

××

対立する2つの政党の考え方がどう違うのか理解できる

×××

日常生活やビジネスで不自由なく生活できるのは700点前後から

上の表からわかるように日常生活やビジネスの場である程度不自由なく理解できるのは700点前後くらいからとなります。

人によってはコミュニケーション能力が高く、TOEICの点数ではあまり高くないけど会話は問題なくできるケースもあるので、一概に上の表の点数がないと該当項目について理解できないということではありません

ただ、目安として自分がどのレベルまでの英語力が欲しいかということがわかると、逆算して勉強のスケジュールを決めることができるのでぜひ参考にしてください。

スコア別 英語力を活かすことのできる仕事

TOEICスコア695点までで活かせる仕事

基本的なコミュニケーションやビジネス上の簡単なメモなどを支障なく理解することのできるレベルであり、675点は海外出張、695点は海外赴任で活躍することができると企業が期待するスコアの平均となります。

海外で活かす機会が基本的になくても、採用時にこのレベルを求める一般企業もあり、国内営業や企画職などで中級レベルとして求められ、訪日観光客と接する機会のあるキャビンアテンダントやホテルスタッフに求められる英語力のレベルになります。外資系の企業に転職したい、英語が必要な企業に転職したい場合はスコアの平均点を参考にしてみると良いでしょう。

タクシードライバー

訪日外国人が利用することの多い移動手段であるタクシーでは、英語で話が通じない不便を感じているという方が多く、訪日外国人の多い都市部ではニーズも高く、英語ができることで指名で仕事を任されることもあります。

TOEICスコア700点~795点で活かせる仕事

スコアが730点あれば「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」とされており、750点では国際部門で企業が期待するスコアの平均なので、海外営業や貿易事務、バイヤー・MDなどで、求められる英語力がこの程度になります。

大使館事務員

主な仕事は事務処理となりますが、大使館では外国の大使館職員と仕事で関わることがあり、日本の文化や歴史・政治経済について説明や討論が必要になることがあるため、どんな会話の流れになっても自分の意見を述べることのできる英語力が大事です。

TOEICスコア800点~895点で活かせる仕事

スコアが860点以上あれば、「Non-Native(土地の生まれではない人)として十分なコミュニケーションができる」とされています。

外国人向けの旅行・観光関連職や、海外の人と関わるコンサルタントではこのレベルが求められていることもあり、多くの職種で上級レベルの英語ができると認められるでしょう。

外資系企業でもほとんどの条件として満たせることができ、英語が公用語となった楽天では、社員に800点のスコアがあることを義務付けています。

秘書

秘書の中には「バイリンガル・セクレタリー」として、外資系企業だけではなく、大手企業の役員や外国人弁護士などの通訳・翻訳を含みながら秘書業務を行うこともあり、業種ごとの知識やTPOに合わせた秘書としての礼儀やマナーも求められるためです。

企業法務

ビジネスがグローバル化している現在、企業から取引、業務提携・合併など、あらゆる企業活動は法律と密接に関わるため、不利な取引や不祥事を防止するために、幅広い法律知識だけではなく法律英語を扱うことも必要となります。

TOEICスコア900点以上で活かせる仕事

極めて高いスコアであり、高い英語力を求める企業にとって魅力的な人材となりますが、英語新聞や専門書を読めるレベルであり、基本的に英語でできないことはないレベルだと考えられます。

エンジニア職

外資系の企業であれば企業風土的に英語が必要というのは想像しやすいですが、プログラミングの言語が英語で書かれていることが多く、情報収集をする際に海外のエンジニアの発表や資料を参考にすることができるため、英語ができる方が遥かに有利といえます。

販売職

海外からの観光客が多い地域では、専門的な英語ができことで対応がしやすくなり、企業によっては外国人を積極的に雇用しているところもあるので、外国人従業員とのコミュニケーションのハードルが下がるというメリットがあります。

英語力を上げて高収入を目指そう

2013年のdodaの調べでは、TOEICのスコアが高い人は平均年収も高い傾向にあり、700点以上ではスコアと年収の相関関係が如実なものとなっています。

もちろん、英語はツールでしかないため、英語ができるだけでは収入には結びつきませんが、グローバル化が進み、国を跨いで行うビジネスが増えている現在、英語ができることは大きな強みとすることができ、引き続き重要なものとなります。

英語を勉強することで、英語力の必要な企業や職業に就くことができ、職業の選択肢が広がりビジネスチャンスを掴むことにもつながるため、自己研鑽を続け、自己実現を目指しましょう!