仕事で努力できない状態を放置するのはマズい。原因を突き詰めて改善しよう。

職場には悔しくなるほどに努力している人がいて、自分はあそこまでは仕事に情熱を注ぎ、努力できないと感じる方もいることでしょう。

あの人のように努力できないのは何が原因なんだろうと、改善したくてもなかなか思うように行かないこともあります。

仕事だからこそ努力したいのにできていないと、自分が甘えているのでは? と感じる方もいるでしょう。

そこで、今回は仕事で努力できない原因にフォーカスしてお伝えするとともに、努力できない状況を変えるコツを解説していきます。

仕事で努力したいのになかなか続かない、努力できていないと感じる方は、ぜひ目をとおしてください。

仕事で努力できないのは甘え?

仕事で努力できないのは甘え?

仕事上で上司に「努力が足りないと言われた」と言われた、自分自身ではものすごく頑張っているのにそれが報われない経験をした方もいるのではないでしょうか。

自分なりに努力してもそれが認められないと、自分は十分な努力ができていないと判断してしまい、自分を責めてしまうことはあります。

場合によっては「自分はダメな人」と感じたり周囲よりも「劣っている人間だ」などとネガティブに捉えてしまうこともあるでしょう。

仕事で努力ができないのは自分に甘えがあるからだと考える方がいますが、必ずしも甘えが原因とは限りません。

実際は自分の考えや性格、置かれている環境などが影響していることがほとんどです。

仕事で努力できていない場面に直面したときは、その事実を「仕方ない」と思い放置するのではなく、自分の行動や考えを分析して原因を突き止めることが大切です。

原因がわかれば自分に対する解決策を探ることができます。

自分を責めるよりも一度冷静になり、努力できるよう改善策を探しましょう。

努力できない原因

努力できない原因

仕事で努力できていない状況には、何らかの原因があるものです。

上司や周囲の同僚から努力できていないことを指摘された時点では、自身のどこが原因なのかわからない方もいることでしょう。

むしろ、自分なりにがんばったと思っているなら、努力できていないと指摘されれば気分の良いものではありません。

しかし、仕事での努力はさまざまな部分で必要になるものです。

今後の仕事に影響することを踏まえ、なぜ努力できていないのかその原因から確認していきましょう。

自分を過小評価しているから

これまでの人生の中で成功体験がないか少ない場合は「どうせ自分が努力したところで結果なんか出せない」などの思考に陥りやすくなります。

すでに自分を過小評価する癖や、日頃から「どうせ自分なんか」と思い込んでいる場合もあります。

なかには、過去にがんばったけど報われなかった経験があり、その経験がトラウマになって認められるような努力をするのが怖い場合もあるでしょう。

自分に自信がなくて「自分はダメな人だ」など、自分を卑下する気持ちがあると仕事でも努力できないと判断されることがあります。

このような状況から脱するためには、自分を卑下する気持ちを捨てることが大切です。

なおかつ、仕事上で努力を重ねて達成した成功体験を積むと良いでしょう。

すぐに飽きてしまうから

性格的に努力しようと思ってもすぐに目移りしてしまい、成果が出るところまで至らないために努力が認められないこともあります。

途中で飽きてしまい最後までがんばれない状況となり、職場では「努力できない人」と思われてしまうこともあります。

こうしたケースは、チャレンジ精神が旺盛という意味合いでは長所なのですが、仕事では結果を出さないと実績とは認められないため注意が必要です。

性格的に努力が続かない場合は、ある程度の努力はできていますがそれが不十分だったり、目移りが原因で中途半端な努力になっている可能性が高いです。

いろいろな事柄に興味関心を持てるという長所は残しつつ、1つのことに努力できるよう改善することも考えてみましょう。

1つのことに努力する場合、この状況になるまでは努力し続けるなど、ある程度のマイルールを作ることをおすすめします。

仕事が自分に合っていないから

思考や性格のほかでは、仕事が自分に合わないために何をやってもうまくいかず、結果に結びつかないために「努力できない人」だと思われている可能性が挙げられます。

例えば、職場の人とのコミュニケーションが好きで、仕事としては1人で黙々と作業するのが苦手な人がいたとしましょう。

この人が今担当している業務が1人で黙々とこなすものだった場合、1人で淋しく感じたりやる気がでなかったりします。

最終的に仕事上での結果を出せない、期日を守れないなどの状況となり努力できないと判断されることもあるでしょう。

苦手なことを克服することは大事なことですが、人にはそれぞれに適材適所があるものです。

今の仕事が自分に合っていないと感じるときは、得意分野を仕事にできるよう周囲に相談してみることをおすすめします。

自分が意欲的に取り組める仕事なら、積極的に努力していけることでしょう。

次は、努力できない状況を変えるコツを紹介していきます。

「努力できない」状況を変えるコツ

「努力できない」状況を変えるコツ

努力できない状況は、自分自身の気持ちや環境を変えることで、改善していくことも不可能ではありません。

普段の生活の中で少し気をつけたり、目標を定めるなどさまざまなやり方があります。

仕事で「努力できない人」だと思われて困っている、本当は努力しているのに認めてもらえないと感じている方は、自分にできそうなところから実践してみてください。

最終的な目標を定量的に表す

仕事で努力するためには、目標が明確になっていることが重要です。

いつまでどんなことをどこまでできるようになる、などのように明確であれば努力するモチベーションも高めやすいからです。

なんとなく「今よりがんばろう」と考えるよりも「来月の成約数を5件伸ばす」などのように具体的な方がわかりやすいことに加え、数字で示すことで今やるべきことも明確になってきます。

ただ、目標を掲げることは大事でも高すぎる内容ではなく、現実的に達成可能なレベルに設定することもポイントです。

目標が高すぎると達成できなかったときにモチベーションが下がり、自分を「やっぱり努力できない人間だ」などと責めてしまう可能性もあるでしょう。

そして、再び目標を設定してもやる気がでないことも珍しくないのです。

性格的に飽きやすくて途中で諦めてしまうことが多い人でも、もう少し頑張れば達成できるレベルの目標の方が成功体験を積むことにも貢献するでしょう。

同志・仲間を作る

職場で同じ志をもつ仲間を作ることも努力できる環境作りにつながります。

お互いに切磋琢磨してがんばろうとすることや、相手をライバル視して競い合うなど良い刺激を与えあうことができるでしょう。

共通の意識や目的がある場合、1人なら諦めたくなるシーンでも、不安や愚痴などを共有・共感できるため途中で放り出さずに継続できる可能性が高まります

時にお互いを励まし合ったりするうちに、気づけば努力できる人になっていることも珍しくありません。

会社の同期や住まいや出身地が共通する先輩や後輩など、一緒に努力できる仲間を作ることは自分自身がサボりにくい環境作りにもつながります。

1人だと努力が続かない場合は、特にこの方法がおすすめです。

無理のない範囲で継続する

仕事に対する努力といっても最初に気合を入れてがんばりすぎると、そのモチベーションが続かないケースがあります。

そのため、スタートダッシュを決めることにこだわらず、無理のない範囲でできる努力を設定することが大切です。

例えば、何らかの試験勉強でも極端に長時間勉強し続けることは毎日は続きません。

そのため適度に休憩も入れながら焦らず無理のない範囲で努力することが重要なのです。

つい、最初のやる気に任せて無理をしがちですが、自分の時間とキャパシティは有限なので、集中力の継続なども考慮した取り組みを検討してみてください。

「どうしたら長期間努力を継続できるか」を念頭においた考え方をしていきましょう。

上司に相談してみる

努力する目標を掲げたり同志を作ったりしてもなかなか継続的な努力ができない場合は、上司に相談してみるのも1つの方法です。

1人の視野は意外と狭く、自分だけの考えに偏りがちです。

そのため上司に相談することで1人で悩むよりも、効果的かつ即効性ある対策を考えてくれる可能性が出てくるでしょう。

ことに仕事に対する相談なら、上司も邪険に扱わずに知恵を貸そうとするのではないでしょうか。

例えば、仕事が合っていないなら部署を変える、仕事量が関係しているならタスクを変更するなど、上司ならではの権限を活かした対応が期待できます。

努力できないことを相談することに対し、上司からの評価がマイナスになるのでは? と心配な方もいると思いますが、勇気を出して一歩踏み出し相談してみることをおすすめします。

努力できないのは会社側にも問題があるかも。

努力できないのは会社側にも問題があるかも。

仕事で努力できない原因と、努力できない環境を変えるためのコツを紹介してきましたが、努力できない原因は自分だけにあるのではなく仕事内容や職場環境にある可能性もあります。

仕事内容が自分に合っていない場合や、ストレスが多い職場環境の場合、個人で解決や改善へと導くことはなかなか難しいでしょう。

会社側でこれらの問題に向き合う姿勢がない場合は、無理してその会社に居続けるよりも思い切って転職を考えることも必要な選択です。

転職することでこれまでと環境が変わり、「努力できない」状況から抜け出せる可能性もあるでしょう。

転職するなら転職エージェントを活用しよう

「努力できない」自分や環境を変えたいなら、転職して自分に合う環境を作ることが大切です。

もしあなたが転職を決意したなら、転職のプロである転職エージェントに相談して転職活動を進めることをおすすめします。

転職エージェントは、利用者の一人ひとりにマッチする企業を紹介するだけでなく、「努力できない」と感じている部分のサポートも行ってくれます。

なぜ努力できないのかを分析し、あなたの強みや得意分野をもっと活かせる企業を探してくれるので、転職後の企業とのマッチ度もアップすることでしょう。

また、「努力できない人」というレッテルから逃げるために、とりあえず転職しようという考えのまま行動に移すよりも、手厚いサポートを受けることで採用選考通過率も上げることにつながります。

書類の添削や面接の練習などもしてくれるので、転職活動に集中して取り組めるようになります。

なお、転職エージェントは登録したら必ず転職しなければならないわけではなく、キャリア相談として活用することもできます。

転職エージェントは登録や利用料は一切無料なので、登録だけでもしてみることをおすすめします。