ハイクラス向けの転職エージェントであるビズリーチは、登録する上で審査を受けることになります。
しかし、中には年齢が原因で審査に落ちたという声もあり「40代では審査に通らない」とではと不安になる方もいます。
そこでこのページでは40代の方がビズリーチの審査に通るのかどうかについてまとめてみました。
ビズリーチは40代でも審査に通るのか?
ビズリーチは400万円以上の年収の案件を取り扱うことから、登録者に求めるハードルが高いとされています。
その上で、年齢が高い場合は審査基準を満たせないということで、審査に落ちてしまうという話があります。
しかし、実際のところは40代でも審査に通る可能性は十分にあります。
ビズリーチの審査基準はどのようなものなのか、審査に通りやすくなるコツがあるのかについてチェックしましょう。
ビズリーチの審査基準
クレジットカードやカードローンと違い、ビズリーチには申込条件などがありません。
同じように、ビズリーチは審査基準も公開されていなく、審査に落ちても落ちた理由がわからないようになっています。
しかし、ネットでの口コミを見ると、審査に落ちた方に共通しているポイントを見つけることができます。
審査に落ちる理由4つ
それではビズリーチの登録にて受けることになる審査に落ちる理由4つをそれぞれ解説します。
現職の年収が基準に達していない
申込をする上で年齢条件は設定されていません。
しかし、ビズリーチは有料会員であるタレント会員とハイクラス会員の2つの内の、年収1,000万円以上の案件にアクセスできるハイクラス会員の登録条件を「年収750万円以上」としています。
このことからも、高年収の求人案件を多く取り扱うビズリーチは年収は高ければ高い方が審査はプラスに動くと考えることができます。
当社が調べたところによると90%以上の求人が想定年収を500万円以上と設定しており、ある程度現職での年収も求められていることが分かります。
なお、ビズリーチは現在の年収を申込時に登録することになりますが、過去最大年収の入力にも対応しています。
短期間での転職回数が多い
多くの企業は1つの職場に長くいることを重視します。
反対に、短期間で転職回数が多いと、「この人は粘り強さに欠けるのではないか」「入社しても会社に貢献する前にまたすぐ転職してしまうのではないか」と企業からマイナスの印象を持たれてしまうのです。
したがって、転職回数があまりに多いという方は、ビズリーチの審査に落ちる可能性が高まります。
社会人経験が少ない
ビズリーチは社会人として働く能力が求められる傾向があります。
これは40代以上の方ならなおのことです。
そのため、社会人経験があるというのが重要になります。
したがって、無職期間が長かったり、正社員として働いておらず、アルバイト生活が非常に長かったなどの要素がある場合はマイナスに動く可能性があります。
社会人としての経験が少ないという方は、その期間に取り組んでいた活動や社会人経験が少ない理由をきちんと説明することをおすすめします。
マネジメント経験がない
マネジメント経験は絶対に必要な条件ではないですが、あった方が審査に通りやすくなるのはたしかです。
しかし、会社でのマネジメント経験の有無は、あくまでも1つの指標となります。
マネジメント経験がなくても、スペシャリストとして専門性の高いスキル・経験がしっかりあればビズリーチで転職は可能です。
大切なのは、自分のこれまでの経験やスキルを効果的にアピールできるよう、対策することです。
審査に通りやすくなるコツ
ビズリーチの審査に通りやすくなるコツは「できるだけ情報を入力する」ということです。
それでは、それぞれを解説していきます。
項目をすべて埋める
審査を通過してからの話になりますが、ビズリーチは「基本項目」・「基本ステップ」を埋め終えることで、有料会員の無料期間をもらうことができます。
それも無料期間が合計60日にもなることから、ビズリーチがどれだけこの「基本項目」・「基本ステップ」を重要視しているのかがわかります。
審査を通過するには、自分に相手のことをたくさん知ってもらうというのが重要です。
基本項目 |
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基本ステップ |
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特に、「職務経歴」・「スキル」・「職務要約」は非常に重要ですので、忘れずに十分な情報を書きましょう。
それ以外にも、転職によって年収が下がることを受け入れられるのであれば「希望年収」を低く設定できますし、これまでの仕事で受け取った表彰などを書くこともできます。
年収を上げてからチャレンジ
現在の年収も過去最大年収も自信が無いという場合、まずは年収が上がるまで頑張って働きましょう。
同じ職場でずっと働いていることでキャリアを積み、年収が上昇していくので、それを待つということです。
または、ビズリーチの審査に通る自信はないけれども、今の仕事では年収が上がる気がしないという場合、ビズリーチ以外の転職エージェントサイトを利用し、転職するという手もあります。
資格を取得して経歴を充実させる
ビズリーチでは登録時に入力する必要項目とステップ項目が審査において非常に重要です。
したがって、ビズリーチの審査には現時点では受からないという場合、勉強をして資格を取得し、自分に何ができるのかのアピールをしっかりするようにしておくのが有効ということです。
実務経験を積んで経歴を充実させる
ビズリーチにて登録をする上で入力できる「基本ステップ」には、これまでのキャリアに関する項目が多くあります。
このことから、これまでにどんなことをしてきたのかを重視しているのがわかります。
そして、仮に「40代でマネジメント経験が無い」という方でも、「特筆すべき表彰」や「職務経歴(所属企業、期間、役職、プロジェクト名など)」によって経歴を充実化させることができます。
また、今の仕事でキャリアを積んでいくことで、中間管理職のようなマネジメント経験を育む役職につくことができる可能性もあります。
40代でマネジメント経験がない方が審査に通過するという場合、仕事面での実績をさらに強化するか、マネジメント経験を積めるまで待つという2つの方針があることを覚えておきましょう。
40代という年齢よりも、スキル・経験を気にした方が良い
近年では、40代になってから、転職を試みる人の数も年々増加しています。
したがって、年齢が40代でもスキルと経験があれば問題ありません。
実際、2021年にエン・ジャパン株式会社が運用する転職サイト『ミドルの転職』上で、転職コンサルタント154名にアンケートを取った結果、42%と半数近くの人がミドル人材の求人募集が「増加すると思う」と答えています。
参照・引用元:エン・ジャパン株式会社「2021年『ミドルの求人動向』調査―『ミドルの転職』転職コンサルタントアンケート―」
転職のプロであるコンサルタントが増加すると答えていることからも、ミドル・ジニア人材の需要が増加していることが分かるでしょう。
したがって、年齢を気にするのではなく、スキルや経験をどうアピールするかを考えていくことが大切です。
さらに、マネジメント経験があれば有利になるでしょう。
審査に落ちても再チャレンジできる
なお、ビズリーチは審査に落ちても、クレジットカードやカードローンのように信用情報にそのことが記録されるわけではありません。
審査に落ちても特にデメリットがないため、審査に落ちてから状況が変わったり、新たな資格や経験を積んだりした場合は、気軽に審査を受けることができます。
ただし、デメリットがなくても、審査に落ちるのは良い気がしないものです。
モチベーションが下がることも考えられるので、審査に落ちた時点からほとんど変わっていない状況で、再チャレンジをするのは控えましょう。
40代でもビズリーチを利用した方が良い理由3つ
ビズリーチはハードルが高い転職エージェントサイトですが、そのハードルを乗り越えてでも利用する価値があります。
まずは、ビズリーチには無料会員と有料会員の2種類があるので、それぞれでできることを把握しましょう。
有料会員(プレミアムステージ) | 無料会員(スタンダードステージ) | |
求人の検索・閲覧(企業名を除く) | ◯ | ◯ |
公募・特集の求人への応募 | ◯ | ◯ |
企業が公開している求人への応募 | ◯ | ✖ |
ヘッドハンターが保有している求人への応募 | ◯ | ✖ |
プラチナスカウトの閲覧・返信 | ◯ | ◯ |
通常のスカウトの閲覧・返信 | ◯ | ✖ |
ヘッドハンターの検索 | ◯ | ◯ |
ヘッドハンターへの相談 | ◯ | ✖ |
求人の検索や閲覧、応募はどの求人情報サイトでも無料でできることが多いですが、ビズリーチではそれに加えて、無料会員でも、プラチナスカウトの閲覧と返信、ヘッドハンターの検索ができます。
また、有料会員になれば、ヘッドハンターが保有している求人へ応募できる、ヘッドハンターへの相談ができるなど、さらに充実したサービスを受けることができます。
したがって、有料会員でも無料会員でも、ビズリーチは優良な転職エージェントサイトと言えます。
求人数が非常に豊富で、転職の選択肢が広がるため
ビズリーチはプラチナスカウトにて企業・ヘッドハンターの両方からスカウトをえることができます。
また、有料会員ならヘッドハンターからの通常のスカウトも受けることができ、厳選したスカウトも気軽なスカウトも対応できるようになります。
無料会員でも企業が出している公募・特集された案件に応募することができ、有料会員なら自分で求人案件を検索し、応募することができます。
自分のクラスにあった質の高いヘッドハンターを指名できるたため
ビズリーチの大きな特徴として、独自審査を通過したヘッドハンターにアクセスできるということです。
ビズリーチは「JAPAN HEADHUNTER AWARDS」という、活躍しているヘッドハンターを選出して表彰することを行ってきています。
そのため、登録者視点でも優れたヘッドハンターがわかりやすくなっています。
これによって、ヘッドハンターを厳選しやすくなり、有料会員なら相談をすることも可能になります。
ヘッドハンターからのスカウトで自分の市場価値を確認できるため
ビズリーチののヘッドハンターは優秀な人材です。
そんなヘッドハンターからのスカウトをさまざまな形で受けられるようになることで、自分の市場での価値を客観的に認識できるようになります。
スカウトを受けるということはプラチナスカウトも通常のスカウトも、「この経歴と希望の人にはこの案件が合う」と考えて送っているということです。
つまり、受け取るスカウトがそのまま自分に合った企業と見なされているということになります。
40代がビズリーチで転職を成功に導くコツ5つ
それでは、最後にビズリーチにて40代の方が転職成功をするコツを教えます。
興味を惹く職務経歴書を意識する
審査においてもスカウトに置いても重要なのが、登録時に入力する「基本項目」と「基本ステップ」です。
その中でも「職務経歴書」は読む人のことを考えて、長すぎず、短すぎずを意識せず、端的にまとめましょう。
また、表彰を受けたことがあるなら、それを書くことで前の職場での功績がわかりますし、「基本項目」・「基本ステップ」では書けないアピールしたいことは特記事項で記入できます。
スカウト案件に応募する
ビズリーチに登録をしたら、プラチナスカウトや通常のスカウトを受けることになります。
そして、受けたスカウトには返信をしたり応募をしたりが可能です。
これによってヘッドハンターと意思疎通をする機会が持てますし、「この人はこういう案件が欲しいんだな」とヘッドハンターに思わせることもできます。
受け取ったスカウトには、応募をしなくともできるだけ返事をするようにしましょう。
1日数分でもログインする
ビズリーチはログイン履歴がある登録者が上位に表示されます。
そのため、とくに用がなくても、ビズリーチに1日1回はログインしましょう。
これによって、ヘッドハンターに自分を見つけてもらいやすくなります。
求人に直接応募する
無料会員なら企業による公募・特集に掲載された求人に応募できますし、有料会員なら自分から求人案件を選んで応募できるようになります。
スカウトは登録者を見て企業やヘッドハンターが行うものですが、それ以外にも自分からアクションを起こすのもおすすめです。
ヘッドハンターを活用する
ビズリーチのヘッドハンターは、独自に抱えている案件があり、有料会員ならヘッドハンターお抱えの案件にも直接応募できます。
そして、有料会員はヘッドハンターに相談をすることができます。
ヘッドハンターは優秀な人材が揃っているので、自分の意思や要望をどんどん伝えて、自分だけではたどり着かないような求人案件を紹介してもらいましょう。