仕事があるのに朝起きるのが辛い、そんなあなたに知っておいて欲しいこと。 朝の時間にゆとりを持てる仕事や制度はたくさんある!日本のサラリーマンの平均通勤時間は58分で、家を出る2時間前には起床していなければならないとすると、通勤時間を含めて3時間は必要になります。

そうなってくると、平均週5日勤務の日々で、朝起きるのが辛いという方も多いのではないでしょうか

そこで今回は、朝起きられない原因や今後のキャリアプランについて詳しく紹介していきます。

怠けている訳ではないのに朝起きるのが辛いのはなぜ?

怠けている訳ではないのに朝起きるのが辛いのはなぜ?

朝にすっきりと目覚められない理由としては、主に身体的疲労・精神的疲労といった日々の生活から起因した疲労感が取れていないからなのかもしれません。加えて、体質や病が関係している可能性もあります。

自身の状態と照らし合わせながら原因を探っていきましょう。

身体的疲労

疲れているのに眠れない…といった経験はないでしょうか。やっとベッドに入ることができたのに、脳が冴えて眠れないまま気付いたら深夜になっている、なんてこともありませんか?

日々の仕事は働くだけではなく、満員電車での通勤など勤務以外でも体力を消耗します。帰宅が遅くなっても、次の日は早く起きなければならないなんて事も日常茶飯事だと思います。

通勤時間に時間を取られ、休息時間を取ることができないと疲労が蓄積してしまいます。

適度な疲労は眠気を誘発してくれますが、十分な睡眠時間を取れない場合は逆効果であり、 翌朝になっても疲れが取れないことで日中の活動に影響が出てしまいます。

そして蓄積した身体的疲労により、脳が活動状態にあり寝ようと思っても眠れない場合もあります。

加えて、そうした現状が精神的疲労に繋がっていく事も大いに存在します。

ストレスからくる精神的な疲労の可能性も

朝起きなければならないことや、仕事の悩みなどを考えることは知らず知らずのうちに心に負担がかかっています

朝目覚めても憂鬱な気持ちがあり、眠気が取れないことはないでしょうか。

これは自律神経失調症を引き起こしている可能性があります。

症状としては、自律神経が乱れ興奮状態が続くことで、消灯時間になっても脳が活動状態にあることで不眠を引き起こしているものになります。 睡眠時間は確保しているはずなのに体は休まらない、といった状況は心身に多大なストレスが及んでおり、更に眠れなくなってしまうといった負のループに陥るケースもあります。

朝型と夜型の人では体質が全く違う

記事を読んでいる方の中には、本当に朝型・夜型というのは医学的根拠はあるのか?と疑問を持つ方もいるかもしれません。

朝目覚めにくい体質は医学的に証明されています

人にはそれぞれ、クロノタイプと呼ばれる体内時計が存在しています。

東京医科大学精神医学分野の研究チームは 、「クロノタイプは直接は生産力低下に関わっていないが、睡眠の質を介して生産力低下に影響している。そして朝型の夜更かし・夜型人間の早起きが生産力低下に繋がっている。」と人間の夜型・朝型について言及しています。

夜型の人は無理に早起きしないこと、夜更かししないこと、睡眠をしっかりとることが生産力向上につながるでしょう。

日中の眠気を引き起こす病

では、体質の他には医学的見解から見た眠気の原因はどのようなものがあるのでしょうか。

原因となる病が分かることで、適切な医療機関と繋がることができるかもしれません。

起立性調節障害(OD)

症状は立ち眩み、朝起き不良、倦怠感、頭痛、動悸といったもので午前中に酷くなる傾向があります。

起立性調節障害は思春期に多い病気ですが、大人になって再発する人が4割も存在します。

発症すると脳への血流低下により日常生活にかなりの支障があり、治療には投薬だけではなく環境調整が不可欠です。

加えて体調が芳しくないのに、毎朝起きて会社に行かなければならないという圧迫感が、症状を更に悪化させるケースも多くみられます。

不眠症

就寝時間に寝付けないことが、朝の目覚めにくさに繋がっている場合はどうでしょうか。

症状は睡眠障害が一か月以上続き日中に倦怠感、集中力低下などの問題が生じるものとなっています。

治療方法は、不眠そのものより背景となっている原因を取り除く事で、主な原因としてはからだの不調、環境によるストレスがあります。

 

こうした体質は努力でどうにかなるものではなく、割り切ることも大切です。 そして、同じような悩みを抱えた人はあなた以外にもいることを心に留めておいてください。

「自分だけが頑張れていないのではないか、怠けている訳ではないのに…」などとあまり自分を責めずに、 原因を追究し医療機関に繋がり適切な治療を受けることも自分を大切にするということなのではないでしょうか。

そして、朝すっきりと目覚めるために日々の生活で気を付けるポイントと、今後の生活に繋がるコツを以下で説明していきます。

朝起きるのが辛い人に伝えたい3つのこと

朝起きるのが辛い人に伝えたい3つのこと

時間を作ることが難しい社会人でも、少しの工夫で生活がしやすくなるポイントをご紹介します。

寝る直前での食事や入浴、またカフェインの摂取には要注意

入浴が睡眠にもたらす効果は十分にありますが、そのタイミングがキーポイントになります。

自律神経は交感神経、 副交感神経に分かれており、よく眠るためには身体を休める作用のある副交感神経を高めることが重要です。

リラックスすること、体温を一時的に上げることで副交感神経を高め、身体はおやすみモードに入っていきます。

おすすめの入浴方法は、寝る1-2時間前に40℃のお湯にゆったり浸かることです。ですが42℃以上だと、交感神経が高くなってしまい逆効果になってしまうので注意してください

それでは、夕食はどのタイミングでとることが心地よい入眠に最適なのでしょうか。

食事をすると、満腹ホルモンであるレプチンが体内で分泌します。そのレプチンには催眠効果がありますが、 主な作用は消化するために胃を働かせることです。

消化をするために胃腸はせわしなく動きますが、その働きが落ち着くまでに 食後3時間を要することから、夕食時間にも気を付ける必要があるといえるでしょう。

そしてカフェインを摂取すると眠気がなくなることは、皆さんご存じの通りと思います。

カフェインと睡眠障害に関する研究は数多く行われており、過剰な摂取は興奮・不安、そして不眠症状をもたらす研究結果が出ています。体内でカフェインの効果が半分になるまでには最大8時間かかることから、夕方以降にコーヒーを飲むことは控えた方がいいでしょう。

寝る前のスマホは睡眠の質を下げる

就寝30分前からスマホを使用しないことで、眠りの質が大幅にアップします。 画面から発せられる光や、スマホを使用することで脳に刺激がいき交感神経が優位になってしまう為です。

また、体内には体温や血圧を低下させるホルモンであるメラトニンが存在しますが、 ブルーライトによってそのメラトニンが減少。

以上の事から、寝る前にスマホを見ることを控えることは、睡眠の質を高めることに繋がります

時間にゆとりを持てる仕事や会社の制度はたくさんある

上記のように朝の眠気への対策案は幾つかありますが、体質改善には時間がかかり、 今すぐに朝が得意になることは中々難しい課題です。今の会社の出勤時間に合わせて無理をしても、いつか限界がきてしまうかもしれません。

朝の時間にゆとりがある仕事に就く事で、自分の心身を大切にすることができ、将来的にプラスになる可能性が大いに存在します。

以下で詳しく紹介していきます。

時間にゆとりを持つことができる仕事を紹介!

時間にゆとりを持つことができる仕事を紹介!

出勤時間が遅かったり、時間を自分で決めれる職に転職するなど選択肢は様々あります。

例えば、リモートワーク可能な職であったり、フレックス制導入企業などコロナ禍を経て多くの企業が在宅ワークを推奨しています。

そして専門職やシフト制の仕事はより自由が効き、あなた自身に合った働き方にシフトチェンジすることは必ずプラスに働きます

リモートワークを取り入れる職が増えている

従来のリモートワーク可の職業といえば、webライター・ITエンジニア・メールや電話対応での営業職などでしょう。

ですが、最近は介護職や教育系の講師、運営などでもリモート化が進んでいます。従来の対面でのみ可能な仕事という認識も薄れつつあり、あなたが今働いている職でも、会社が違えばリモートワークを推奨しているところもあるかもしれません。

またITエンジニアでは、全くの初心者でも会社が講座を開いてくれるケースもあります。家で自分のペースで仕事を進めたい人は、一度転職サイトを覗いてみると新たなビジョンが見えるでしょう。

フレックス制導入企業

フルリモートではなく、出社して遅い時間から働きたいという方におすすめな会社はフレックス制を取り入れている企業です。

コアタイムに出社していれば良く、朝早く起きなくてもいいことが一番の利点といえます。また、朝の通勤ラッシュを避けて出社できるのでストレスの軽減に繋がります。

現在は化粧品メーカー、電子機器会社など大企業でも600社以上がフレックス制を導入しています。

会社が定めた出勤時間に合わせて起きなければならない、という心理的負担はかなり軽減されるのではないでしょうか。

専門職

専門職の場合は自分が軸になって全てを決めることが可能なので、積極性がある方には最適であるといえます。

利点は自分のペースで仕事を割り振りできることであり、出社時間というものは存在しません。独立した場合は上司とのやり取りなどコミュニケーションも必要ありませんので、体調不良の際に変にプレッシャーを感じることも少ないでしょう。

もちろん資格取得や素質の壁はありますが長い目で見るなら資格取得も選択肢のうちの1つではないでしょうか 。

例としてはCGクリエイター、士業、ネイリストなど美容系などが挙げられます。

シフト制

最後にシフト制の仕事の紹介です。出勤時間も、勤務時間も自身で決めることができるので自由度はかなり高いものとなっています。

また、必ずしも週5連続勤務でなくていいこともシフト制ならではの利点です。3日連勤で1日空けて2日勤務など、自身のペースに合わせて出勤日を決めることができます。少し療養機関を挟みたい方は、こうした自分のペースで働くことができる職を探してみてはどうでしょうか。

今の生活を変えたいなら、転職も考えよう!

今の生活を変えたいなら、転職も考えよう!

今現在、あなたがフレックス制やリモートワークを導入していない会社に勤めている以上、出勤時間を遅くすることは、会社にとっても難しい課題です。

医師と相談の上、診断書を提出して折衷案を出してもらうことも1つの手ではあるのかもしれませんが、社会では必ずしも自身の要望が通る訳ではありません。加えて、そうしたやり取りを行うこともあなたのストレスになってしまうでしょう。

それならば、朝の時間に余裕を持って行動ができる会社に転職することが、あなたにとって 1番良い選択肢です。 環境を変えることで根本的な悩みを取り除くことが、何よりの薬になるかもしれません。

先に述べたように、不眠や朝の眠気には、自律神経の不調が多いに関わっています。

いま無理をすることで更に病を併発してしまう可能性があることや、つらい気持ちを抱えてまで今の仕事を 続けるべきなのか、一度考えてみてください。

確かに、転職に向けて行動するまでに勇気がいるかもしれませんが、少しの勇気が将来の自分を守ると考えてみればどうでしょうか。

自分を守れるのは自分自身ということを意識して、一歩踏み出すことをおすすめいたします。