愛社精神を持ちましょう。新卒で入社した際に、そんなことを言われたことがある人は多いかもしれません。
自分の働いている会社に対して誇りを持ち、会社自体を好きと感じ、会社自体が成長していくことに対して喜びを感じる。愛社精神とはこういった感情のことを指し、会社側は社員に対してそれを持つことを求めます。
ただ実際に今働いている会社に対して愛社精神を持つことができている人というのは一体どれくらいいるのでしょうか。
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なぜ愛社精神を持つことを薦められるのか
会社にとって愛社精神を持つことを進めてくるにはそれ相応の理由があります。
一番のメリットは社員の外部流出を防ぐことができるというメリットがあるからです。
愛社精神のない社員は、より良い労働条件で働くことができるのであれば転職して会社から離れていってしまいます。特に優秀である社員ほどその傾向は強くなります。
かといって、それを防ごうと給料を上げたり福利厚生を充実させれば会社の利益を押し下げることになってしまいます。
愛社精神を持ってさえもらえれば、多少条件で劣っていても今の会社に居続け、会社の発展に貢献してもらうことができるというわけです。
また他にも社員の仕事に対するモチベーションを向上することができるという目的もあります。会社に利益がでることで喜びを感じてくれる社員になってくれれば、還元されていなくても文句を言う人は少なくなりますからね。
愛社精神を持つことは良いことなのか
では、社員として働く場合に愛社精神を持つことにメリットはあるのでしょうか。
愛社精神を持つことのメリット
社員として働く人が愛社精神を持つことによって、仕事自体が楽しくできるというメリットはあるかもしれません。
給料が他社よりも低いこと、成果を上げても還元されないことがあった時に文句ばかり言っている人に比べれば、仕事に対して前向きに取り組むことができます。
喜びを感じることができる瞬間というのも多いかもしれません。会社が褒められたら、会社が成長したら、会社に貢献できたらなど、様々な点で喜びを感じることは増えるでしょう。
愛社精神を持つことのデメリット
一方で愛社精神を持つことのデメリットについても考えてみましょう。
まず、会社自体に固執し、縛られてしまう点です。
本来はもっと良い条件で働くことができるのに、もっと良い環境で働くことができるのに。もっと自分を成長させることができるのに、一つの会社に縛られることによってその可能性を捨て去ってしまうことになります。
また、会社に縛られ続けることによって会社と共倒れしてしまう可能性も大きくなります。
いざという時に会社は平気で社員を切り捨てます。愛社精神を持っていても持っていなくても関係ありません。まあそれは会社としては仕方のないことかもしれません。全員を守ろうと潰れるより、何割かを切り捨ててでも会社を存続させるというのは必要な選択です。
ただ、ぎりぎりまで会社を捨てない社員、危なくなったらすぐに切る会社という関係はやはりおかしいと感じます。
仕事と愛社精神
そもそも仕事をする上で愛社精神は必要なんでしょうか。
私自身は愛社精神を持つこと自体が仕事に役立つという感覚を持つことはできません。
愛社精神を持っていなくても、自分を成長させたい、高評価を得て出世したいなどの感情をモチベーションややりがいにすることは可能ですし、一方で愛社精神を持っていたところで自分自身は頑張ろうという気にはならないという人もいるでしょう。
結局のところ、仕事をする上では一切必要のない感情なのです。
しかし、会社という組織では愛社精神を持つことを薦め、愛社精神を持っていないことがわかると非難される場合だってあります。
会社に縛られるのは危険
一つの会社に縛られるというのは非常に危険なことです。
先ほども言いましたが、いつまでも会社に縛られることによって、職を失ってしまう可能性がありますし、理不尽な労働条件で働くことになる可能性もあります。
縛られることによって会社とは対等な立場ではなくなってしまいます。
そもそも会社自体、あなたとの関係は対等だなんて思っていません。しかし会社側がそう思っているだけならばまだましです。
愛社精神を持ちすぎて会社に縛られてしまうと、完全に会社と上下関係が生まれてしまうのです。
より良い環境は積極的に目指すべき
今の会社の待遇に満足していても、頭の中には常により良い環境を求めることを意識しておいたほうがいいと思います。
転職することが必ずしも良いことだとは言えませんが、昇給もなく、ワークライフバランス無視で残業や休日出勤が多い中でも働き続けるというのはやはり違います。
会社とはあくまで使用者と労働者の雇用契約を結んでいる存在でしかなく、その契約に対して不満を持っているならば契約を破棄するというのはむしろ普通のことです。
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