転職時の内定取り消し事例と違法になる場合と違法にならない場合

転職時の内定取り消し事例と違法になる場合と違法にならない場合

新卒の就職活動で内定取り消しとなった話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

特にリーマンショックの時は急激な景気悪化による経営悪化で採用を取り消すことになってしまった場合が少なくありませんでした。

就職の場合は春から夏にかけて内々定を貰い、秋に正式に内定、翌年の春に入社となります。内々定から入社まで長いのでその間に会社の状況が変わって入社させてもらえなくなるということがどうしても増えてしまいます。

一方で転職の場合は内定から入社までたいていは1ヶ月、長くても2ヶ月程度となっている為、新卒の就職活動に比べて変化が起きる可能性は少なく内定取り消し自体が少なくなります。

ただ転職の場合であっても内定取り消しが全くないというわけではありません。転職先が決まったから現在の会社に退職届を提出したにも関わらず内定が取り消されてしまったなんて場合もあるので注意が必要です。

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転職にもある内定取り消し

中途採用の場においても、様々な理由から内定が取り消しとなってしまう場合があります。

基本的には口頭で内定を受けた後に正式に書面にて内定通知をだしてもらうことが多いんですが、口頭の場合であっても通知された時点で法的に有効です。

ですので口頭だろうと書面だろうと、一旦内定通知をされた後に取り消されると内定取り消しとなります。

せっかく転職先が決まったのに内定が取り消されてしまった場合、単にまた転職活動を始めれば良いというわけではありませんよね。

在職中に転職活動を進めていた人は、内定と同時に退職の準備を始めると思います。

上司に退職することを伝え、手続きを進め、引継ぎを行う。通常内定から入社まで1ヶ月程度しか待ってもらえないので急いで退職を進めていかなくてはなりません。

もしそれを進めてしまっているのに内定取り消しになってしまったらどうでしょうか。やっぱり辞めませんなんて言うことはできず、転職先が決まっていない状態で会社を辞めてしまうことになるでしょう。

結果的に急いで転職活動をすることになって条件の悪い会社に入ることになってしまうこともあって、単に仕方がないことでは済まない場合があることです。

内定取り消しになる原因

ではなぜ内定取り消しなんてことになってしまうんでしょうか。

内定が出てこちらが入社を了承した時点で、お互いの合意を元に労働契約は成立している場合と判断されますから、正当な理由がない場合は不当解雇となり、解雇の取り消しや損害賠償を請求できる場合もあります。

ただ実際に行われる内定取り消しは正当な理由であるものばかりではないことも多々あります。

前職での評判が悪いことが発覚

勤務態度が悪い、トラブルをしばしば起こしていた、会社を頻繁に休んでいた。

こういった前職での評判が悪いことが発覚してしまい、内定を取り消される場合があります。

基本的に前職のことはわからないものなんですが、電話などして前職調査する会社があって稀に情報を入手されてしまう場合もあるようです。

職歴詐称等、嘘の発覚

履歴書で過去の職歴で嘘を書いた、持っていない資格を持っていると言った、経験がないことをあると言ったなど嘘をついてしまった場合、それがばれた時点で内定取り消しになる可能性は高いです。

もし運よくばれずに入社できたとしても、入社後にばれた時点で解雇される場合もありますから、完全な嘘はやめておきましょう。

嘘の中には、職歴、経験、スキルといったものに限らず、病気があるのにないと言ったり、妊娠しているのにしていないと言う場合も内定取り消しにつながる可能性があります。

会社の経営状態が悪化

転職時は内定から入社まで1ヶ月程度しかないので、その期間に経営が急激に悪化するということは少ないです。

ただあくまで少ないだけであり、ないわけではありません。特に中小企業だと採用を取りやめなくてはならないほど一気に状況が変わってしまうことも十分にありえることです。

連絡ミス

本当は違う人に内定を出すはずが、電話する人、メールを送る人を実は間違っていて、後日そのことに気づいて内定を取り消されたなんていう事例も聞いたことがあります。

応募者にとって内定かそうではないかの差はとても大きいことであり、間違えてもらったら本当に困ることなんですが、担当者のミスによってそのようなことが起こってしまっています。

入社日が合わない

最初の内定時点で決まった入社日が、現職での都合によって延期をせざるをえなくなり、それが原因で内定取り消しになる場合もあります。

特に企業によっては人手不足で一刻も早く入社してもらわなければならない場合もありますからね。

在職中に転職活動をする場合、転職先が決まったら現職での状況がどうであれ、気にせずに退職する強い意志をもつことも必要です。

違う人を採用することに変更した

最初は入社すべきに値する人だと思っていて内定だと言ってみたものの、その後他の人の面接を行ってみるともっと魅力的な人がでてきたので取り消すなんていう自分勝手な企業もあるようです。

内定取り消しが正当な場合、違法な場合

さて、このように内定取り消しには様々な理由があるわけですが、理由によって正当である場合もあれば、違法である場合もあります。

解雇同様、正当になるのは客観的に合理的と認められれ社会通念上相当である場合に限ら荒れます。

具体的に言うと、履歴書や面接で嘘があった場合や内定者本人の都合で約束していた入社日に入社できなくなってしまった場合は、正当であると認められる場合があります。

経営状態悪化に関しては正当であるとされる場合もありますが、中途採用のように内定から入社までの期間が短い場合に、その業績悪化を予見できなかった責任が会社にあると考えられる場合もあり、正当ではないとされる場合もあります。

その他、連絡ミスや他に魅力的な人が現れたからという理由による内定取り消しは正当であるとは認められない場合が多く、解雇の取り消しや損害賠償の請求が可能となります。

基本的には心配する必要はない、ただし会社の経営状態はしっかり確認する

このように転職時であっても内定取り消しはない話ではありません。

ただこれを心配しているといつまでたっても転職することができませんよね。

実際のところ、応募者本人に非がない限りは内定取り消しにあう可能性はとても低いので、あまり気にする必要はないでしょう。

とは言え、会社の経営状態についてはしっかり調べておきましょう。

経営的に危うくても人材募集をかけている企業はあって、そんな入社してもすぐ倒産に合われたらたまったものではありませんから。

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