地方に転職する場合の求人の探し方、転職サイトや転職エージェントの選び方

地方に転職する場合の求人の探し方、転職サイトや転職エージェントの選び方

地方への転職は、首都圏の転職に比べると何かと不便なイメージを持っている人もいるかもしれません。

ただ、それでも地方で転職することを希望する人は決して少ないでしょう。

今回はそんな人向けに地方での転職活動について紹介していきます。

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地方転職3つのパターンと求人の探し方

地元で働きたい、都会が嫌だからもっと田舎で働きたい、ずっと住みたい場所があった。

地方へ転職する理由は人によって様々だと思います。

一言で地方に転職すると言っても3つのパターンがあり、それぞれで転職活動のやり方は変わってくるでしょう。

首都圏から地方に

まず一つめが現在首都圏で働いているけれど、地方に転職したいというパターン。

大学に行く為であったり、就職の為であったりと、様々な理由で首都圏で働くことになった人も多いですが、地元に帰ることを考えたり、東京の満員電車が嫌で地方で働きたいと考える人は割と多いですね。

転職活動自体は住んでいる首都圏で行う為、転職エージェントのサポートなども受けやすいです。ですので、求人は転職エージェントに依頼して探してもらうのがいいと思います。

ハローワークでもインターネット上で仕事を探すことは可能ですが、情報が十分とは言えないのであまりおすすめできません。

また、面接はその地方まで行かなくてはならず金銭的な負担が大きかったり、日数もかかってしまうという難点があります。

面接に行っても必ず受かるわけではありませんから、複数社の面接日程を重ねて地方に行った際に一度に受けることができるようにするのが重要。

そのことを転職エージェントにもあらかじめ相談しておきましょう。

地方から違う地方に

もともと地方で就職して、さらに違う地方に転職するという人も決して少なくありません。

実はこれが一番大変だったりします。

エージェントと遠かったら直接面談することができずに電話やメールでやり取りすることになってしまいますし、金銭的な負担も多くなります。

今は格安航空があるので東京からだと交通費って意外に安く済むんですが、地方から地方って高いんですよね

地方から同じ地方に

地方に転職する場合に一番楽なのが同じ地方で転職するパターン。

交通費も大きく必要となるわけではありませんし、仕事探しもしやすいです。

求人の探し方は多数。

それぞれの地方によってその地方に特化した転職サービスがあり、そういったものを使うのもいいですし、地方自治体が主催している転職合同説明会にも気軽に参加することが可能です。

地方に転職する場合の注意点

いずれのパターンにしろ地方に転職する際にはいくつか気を付けなくてはならないことがあります。

年収相場は地方によって全然違う

今まで働いていた地方から違う地方に転職する場合に気を付けなくてはならないのが年収。

年収相場は地方によって全然違います。

平均賃金(残業代等を除いた1ヶ月あたりの給料)は東京が38万3千円であるのに対し、一番低い青森県は23万6千円と1.5倍以上の差があります。

首都圏、東海、関西はある程度高いのですが、その他の地域は低い傾向になっています。

首都圏から地方に転職する場合、この年収の差を受け入れる必要がでてくる可能性は非常に高いです。

ちなみに各都道府県別の賃金相場は以下の通り。

  • 北海道:265.5千円
  • 青森:235.6千円
  • 岩手:235.9千円
  • 宮城:279.9千円
  • 秋田:235.8千円
  • 山形:241.4千円
  • 福島:263.6千円
  • 茨城:298.9千円
  • 栃木:290.5千円
  • 群馬:283.1千円
  • 埼玉:304.4千円
  • 千葉:306.0千円
  • 東京:383.0千円
  • 神奈川:335.1千円
  • 新潟:259.9千円
  • 富山:269.6千円
  • 石川:274.0千円
  • 福井:269.6千円
  • 山梨:284.2千円
  • 長野:276.2千円
  • 岐阜:275.6千円
  • 静岡:287.6千円
  • 愛知:315.2千円
  • 三重:291.1千円
  • 滋賀:292.7千円
  • 京都:308.8千円
  • 大阪:327.1千円
  • 兵庫:298.8千円
  • 奈良:290.2千円
  • 和歌山:275.0千円
  • 鳥取:240.5千円
  • 島根:252.5千円
  • 岡山:280.8千円
  • 広島:282.9千円
  • 山口:267.8千円
  • 徳島:272.5千円
  • 香川:273.2千円
  • 愛媛:257.5千円
  • 高知:257.7千円
  • 福岡:274.7千円
  • 佐賀:247.1千円
  • 長崎:250.7千円
  • 熊本:259.0千円
  • 大分:253.0千円
  • 宮崎:238.1千円
  • 鹿児島:253.3千円
  • 沖縄:237.2千円

参考:賃金構造基本統計調査 結果の概況

首都圏に比べると選択肢が少ない

地方の場合、企業数が首都圏に比べて圧倒的に少ない分、求人は少なくなってしまいます。また業種の選択肢は減ってしまいます。

その分、転職希望者の数も減りはするので倍率が高くなるというわけではありませんが、各地方によって倍率は大きく変わります。

例えば有効求人倍率の全国平均が1.43倍平成28年12月)であるのに対し、沖縄と北海道が1.12倍となっているように顕著に低い地方もあれば、福井県が1.95倍、富山県が1.86倍というように顕著に高くなっている地方もあります。

参考までに各地域の有効求人倍率をみてみましょう。

  • 北海道:1.12倍
  • 東北:1.48倍
  • 南関東:1.38倍
  • 北関東・甲信:1.47倍
  • 北陸:1.62倍
  • 東海:1.65倍
  • 近畿:1.32倍
  • 中国:1.66倍
  • 四国:1.47倍
  • 九州:1.33倍

地方に転職する場合、各地方によって年収だけではなく、業種・職種の選択肢、倍率が大きく変わるということを覚えておきましょう。

ブラック企業の存在

地方にもブラック企業は多数存在しています。むしろ地方ゆえにブラック企業が多いという可能性も高いです。

その理由としては地方は経営状態があまり良くない中小・零細企業が多かったり、非効率な部分が多く人の労力で何とかしようとしていることが多かったり、求人数自体が少ない故に人を集めやすいといった点があげられます。

間違っても地方のほうが都会に比べればのんびりしているだろう、人間が優しいだろうなんて思わないで下さい。

もちろんホワイト企業も多く存在しています。

ただなかなかインターネット上で調べてもなかなか情報を入手できなかったり、遠方ゆえに直接確認することもできないので、ブラック企業を避けることが難しくなってしまいます。

各地方による手当の違い

違う地域で働くことを考えたら知っておきたいのが手当関係。特に子育てをしている人は要チェックしておく必要があります。

例えば子供の医療費助成ですが、22歳まで助成を受けることができる地域もあれば、中学生まで、小学生まで、就学前まで、4歳までと年齢上限は様々な。

自治体によっては年収要件もあり、ある程度年収が多いと0歳であっても女性を受けることができないという場合もあります。

他にも保育園の料金が大きく違ったりと、子育てをするにあたり必要な費用が住む自治体によって変わるので事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

また、各地方自治体で独自に様々な手当を支給しているところもあります。

転職時にはお金がかかることも覚悟

いざ転職が決まって引っ越しとなるとかなりお金がかかることは覚悟しておかなくてはなりません。

例えば4人世帯で東京から北海道に引っ越したとなると30万円程度はかかります。

さらに、家探しの為に引っ越し前に見に行く交通費、引っ越し当日の交通費、引っ越し前の宿泊費などもかかってきます。

また家を借りる場合には敷金、礼金もかかってしまいますね。

転職先の会社が多少負担してくれる場合もありますが、あまり期待できませんから退職金でなんとかするのか貯金を切り崩すのか、お金の計算はしっかりしておきましょう。

地方に転職する場合のおすすめ転職サイト、転職エージェント

では最後に、地方に転職する場合の転職サイトや転職エージェントを紹介していきます。

転職サイトや転職エージェントはそもそも首都圏にしか対応していないというのも多いので、全国を網羅しているものを使うようにしましょう。

リクナビNEXT

地方の求人は首都圏に比べてかなり少ないので、とにかく求人数が多い転職サイトを選ぶことが大切。

その為、最大手で求人数も豊富なリクナビネクストはまず外せない転職サイトです。

各地方の求人もそれなりに揃っているので、まずはどんな求人がでているのか確認してみましょう。

スカウトメールに登録すれば地域指定することによって、その地域の求人情報を手に入れることができるので活用してみてください。

■公式サイト:リクナビネクスト

DODA

DODAは、転職サイトの面も持ちつつ、転職エージェントの面も持った転職支援総合サービスとなっています。

業界2位の転職サイト、転職エージェント会社で公開されている求人数、非公開の求人数ともにかなり多いほうです。

いざ転職する時になったら転職エージェントに利用は必須。

その人の職歴、経験、能力を鑑みて、通常は見ることができない非公開となっている求人を紹介してくれるとともに、履歴書の添削や受ける企業の事前情報を入手した上での面接対策、面接日や入社日の交渉、年収交渉といったことまでしてくれるので、転職の手間はかなり減ります

また、企業に関して社風や雰囲気といった情報まで提供してくれるので、ブラック企業を避けるといった観点でも利用は必要です。

DODAは、一度の登録で全てのサービスも使うことができますのでかなり便利なサービスです。

■公式サイト:DODA

リクルートエージェント

リクナビ同様、リクルートが運営しているリクルートエージェント は転職エージェントとしては最大級。

全国を網羅した豊富な求人が揃っており、どの地方でも求人を紹介することが可能となっています。

■公式サイト:リクルートエージェント 

各地方で特化したものもある

上記で紹介したもの以外にも、各地域で特化した転職エージェント会社があります。

例えば北海道だとジョブキタ、富山県だとリージョナルキャリア富山なんかがありますね。

違う地方に転職しようと考えているわけではないなら、こういった各地方にあるものを使ってみてもいいでしょう。

関連:ハローワーク(職安)の求人を転職で使う際の注意点、メリット、デメリットは?

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