期間工から正社員になることはできる?正社員登用は正直かなり狭き門

期間工から正社員になることはできる?正社員登用は正直かなり狭き門

自動車会社などの製造業で、一定の期間を契約社員として工場で作業を行う期間工。

深夜勤務手当や満了金もあるのでそれなりに高い収入を得ることができるし、寮もあり、なおかつ未経験であっても採用される確率が高いので、体力に自信があって一時的にお金を稼ぎたいというにはメリットの大きい仕事でしょう。

そしてその期間工には、正社員登用制度がある場合がほとんど。上手くいけば、大手の正社員になれるかもしれないというメリットもあります。

この正社員登用に惹かれて期間工として働いてみようかなという人も少なくはないのでしょうか。

ただ期間工から正社員というのは、はたして本当になれる可能性があるものなのかはやっぱり気になるところ。

そこで今回は期間工から正社員になることは本当に可能なことなのか、実際に工場で働いた経験がある筆者がその現実を紹介して行きたいと思います。

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期間工から正社員になることは確かにメリットが大きい

転職活動を行い直接正社員になるのではなく、あえてまずは期間工になりその上で正社員になることは、やはりそれなりのメリットがあることは確かです。

そのメリットの一番は大手企業で正社員として働くことができるかもしれないという点ですよね。

普通に転職してしようと思っても倍率も高く、難易度の高い大手企業。

最初は給料が低いかもしれませんが確実に昇給し、ボーナスも多い。

大卒の総合職に比べると給料は下がりますが、それでも深夜勤務手当なども確実に貰えて一般的な平均年収から見ればかなり高い収入を得ることができます。

また自動車会社の場合は有給消化率も優秀ですね。

さらに期間工として一定期間働いているので、仕事の向き不向きを見極めてから正社員になることができる点もメリットですね。

2交代制、3交代制で深夜勤務である期間工は体が合わず体調不良になってしまう人も多いので、あらかじめ自分がその勤務体系で働くことができるかを見極めることは大切だと思います。

期間工から正社員になる為に必要なこと

では期間工から正社員になる為には、一体どういったことが必要となるでしょうか。

一定期間の勤務実績

正社員になる為には、まず期間工として一定期間働いた実績が必要。

たいていは1年以上とされています。

期間工として同じ会社で働くのは最大3年となっているので、2年目、3年目に正社員になれるチャンスがあるということです。

上司からの推薦

次に必要なのが上司からの推薦。

期間から正社員になる為には後述する正社員登用試験に受かる必要があるのですが、上司からの推薦がなければ受けたとしても絶対に受からないか、そもそも受けることすらできないかです。

無遅刻はもちろん普段の仕事ぶりや仕事に対する態度からいかに上司に認められて推薦を貰うことが正社員になる為にカギとなるでしょう。

正社員登用試験での合格

一定期間働き、上司から推薦を貰えれば正社員登用試験を受けることになります。

正社員登用試験は書類選考と筆記試験、そして面接です。面接は人事部の人などが担当する場合が多いですね。

この正社員登用試験に通ってようやく、期間工から正社員になることができるわけです。

たいてい年に1回行われているので、2年目、3年目にそれぞれ1回ずつ、合計2回受けるチャンスがあります。

年齢制限が課されている場合も

会社によっては年齢制限が課されている場合も注意してください。

これより年齢がを上回っていると、正社員登用試験に応募することはできません。

また試験の応募要件に年齢が書かれていなくても、実際は上司がある年齢より下の人しか推薦しないようにしている場合もあります。

でも本当に期間工から正社員になれる?

では本題。本当に期間工から正社員になることはできるのでしょうか?

毎年ある程度の人は実際に正社員になっている

期間工から正社員になることができる可能性は、もちろんゼロではありません。

各会社、毎年それなりの人数、多い会社だと毎年100人以上が期間工から正社員になっています。

正社員登用試験の倍率は10倍程度

正社員登用試験の倍率はもちろん会社によって変わりますが、おおよそ10倍程度。

100人受けて10人受かる程度です。

そもそも上司からの推薦を貰うことができない人が大半

上記の倍率はあくまで正社員登用試験に挑むことができた人の話。

それ以前に、正社員になりたいとは思っていたのに上司からの推薦を貰うことができずにいる人がたくさんいます。

正社員登用試験の前に振り落とされているんですよね。

正社員になるのはかなりの難易度

上司からの推薦を勝ち取り、その上て10倍の正社員登用試験に合格する。

これでかなり難易度が高いということがわかるでしょう。

実際、期間工として働いた人のうち正社員になる人はわずか1~3%程度。

ほとんどの人は正社員になることは望んでも、なれずに期間満了して退職することになっています。

実際に工場で働いた中で感じた正直な現実

ではここからは、実際に私が製造業の工場で働いていた時に感じた期間工から正社員になることの正直な現実を紹介します。

実際に期間工から正社員になった人はちらほらいる

周りで働いていた人のうち、期間工から正社員になった人もちらほらいましたが決して多くはなかったです。

期間工出身だからと言って特別変な目で見られていたことはありませんし、正社員になっても同じ職場で働くことになる人が多いので、働きにくくなるなんてことはないと思います。

ほぼ上司次第

先ほど期間工から正社員になる為には上司からの推薦が必要だと言うことを述べていますが、その上司が推薦するかどうかはほぼ上司次第です。

どういった人を推薦するのかなどの指標はあるのかもしれませんが、上司の個人的な感情によって大きく左右されていると思います。

嫌われたり、信頼を失ったら当然終わり。期間工が異動するということはあまりないので、本当に終わりです。

またひどい上司だと最初から推薦する気なしの人もいますが、良い上司だと推薦はもちろん面接でアピールできるものをわざわざ作ってくれる人もいます。

どんな上司がつくかは運次第。運が悪いと入社してすぐに正社員の道が閉ざされてしまうかもしれません。

周りと良い人間関係を築くことも大切

上司に限らず周りと良い人間関係を築くことも大切。

良い人間関係が築けていれば、困った時に助けてくれたり、小さなミスであれば上司に言わないでいてくれたりします。

また上司から見ていても良い人間関係を築けている方が、人としての評価はあがりますね。

圧倒的に20代が多い

期間工から正社員になった人はほぼ20代。30代でなった人もいるかもしれませんが、私の周りで正社員になれたのは20代の人ばかりでした。

やっぱり年齢の影響は大きいと考えた方が良いかと思います。

期間工から正社員になった人の出世

もし期間工から正社員になれたとしても、ずっと平社員だということはありません。

しっかり仕事をして認められれば、そこそこまでは出世することは可能。

実際、期間工出身でそれなりの地位についていた人もいましたからね。

ただ新卒で入社した人が最大まで上がれる地位まで行くのは困難、おそらく不可能です。

正社員になることが目的ならおすすめはできない

こういったことを踏まえ、期間工から正社員になることについて考えると、おすすめできないのが正直なところです。

そもそも難易度が高すぎる上に運の要素も強く、チャンスも2回しかないので狙ってできることではないのが現実。

それに3年を費やしてしまうのはリスクが高すぎます。

正社員になることを考えたらできるだけ年齢が低い方がいいし、転職市場も売り手市場であった方が良い。

ただ3年費やしてしまうとその分年齢が高くなってしまいますし、現在の売り手市場が悪化してしまっているかもしれません。

また期間工として働いてきたこと自体がマイナスに捉えられてしまう場合だってあります。

確かに未経験でも大手で働けるかもしれないというのは魅力的。

ただリスクを考えるとやはり期間工から目指すのではなく、まずは多少条件が悪くても正社員になり、正社員として職歴を積んでいくべきです。

就職活動をしてみると思いのほか良い仕事が見つかるかもしれません。

ですからまずは就職活動を始めてみて、直接正社員になれないかを探ってみて下さい。

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