30代で年収600万円から700万円の人はさらに転職で年収アップも考えてみよう

30代で年収600万、年収700万円という人はかなり給料が高いと一般的に見られます。

そしてそのことが転職へのハードルになることも多いです。

転職すると年収が下がる方が高い、今以上貰える会社はそうそう見つからない、今で満足するべき、この先も多少はアップするだろうしこれ以上望むのは贅沢。

そんなことを考えて転職に躊躇してしまうせいです。

ただ実際そんな理由で転職という選択肢を外してしまうのは損。

皆が皆とは言いませんが、今の給料を転職によって増やすことはとてつもなく困難なことと言うわけではないのです。

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30代で年収600万円から700万円ってどれくらいの位置?

そもそも30代で年収600万、700万円ってどれくらいの位置にいるのでしょうか。

全体で見た場合

まずは労働者全体から見た場合を見てみましょう。

現在の平均年収は441万円。

年収600万円以上の層は上位20.7%に該当し、年収600万円から700万円の人は全体のうち6.5%います。

かなり上位と言えるでしょう。

ただし上記の結果は派遣社員、契約社員、パートタイマーといった非正規社員も含まれており、4分の1がこういった人達です。

非正規社員の平均年収は179万円と正社員の504万円にたいしてかなり低い為、もし正社員に限定すると年収600万円以上の人は25%程度になると推定されます。

参考:国税庁「民間給与実態統計調査結果

男性に限定した場合

では男性に限定した場合を見てみましょう。45歳

男性の平均年収は545万円。

年収600万円以上の層は上位30%に該当し、年収600万円から700万円の人は全体のうち9.2%います。

上位ではあるものの、そこまで高いかというとそういうわけではありません。

女性に限定した場合

では続いて女性に限定した場合。

女性の平均年収は293万円。

年収600万円以上の層は上位6.6%に該当し、年収600万円から700万円の人は全体のうち2.8%います。

女性で年収600万円というのはかなり上位の層だということがわかります。

女性は男性に比べてパートタイマーなどの非正規社員の割合が高かったり、キャリア志向を持っている人が男性に比べると少ないという理由がある為、男性に比べると平均年収が低くなっていると同時に年収600円以上の層はかなり少ないです。

30代前半に限定した場合

30代前半の平均年収は410万円、男性が470万円で女性が315万円となっています。

こちらも非正規社員の人も含めた平均年収ではあるものの、年収600万円~700万円だとかなり上位に位置します。

正社員に限定したとしてもおそらく上位2割には入るでしょう。

30代後半に限定した場合

30代後半の平均年収は448万円、男性が528万円で女性が314万円となっています。

30代前半で労働者全体の平均程度となります。

すなわち年収600万円~700万円というのは上位25%程度だということです。

平均以上。でも満足してはだめ!

これらの結果を見てわかるように、30代で年収600万円、年収700万円を貰っていれば全体から見ると上位であり、十分勝ち組と言えるでしょう。

ただはたしてこれで満足して良いのでしょうか。

平均以上とは言え生活はそんなに楽ではないはず。結婚して子供がいるとそれこそ贅沢なんてできませんよね。

だったら年収アップの為の転職を考えてみるのは一つの手。

年収600万円から700万円というのは上位とは言え決して珍しいというわけではありません。30代男性で限定すると2~3割程度いるわけですから。

決して馬鹿みたいに恵まれているわけでもなければ、特別なわけでもないのです。

実際転職市場ではそれ以上の求人はごろごろしています。

今以上に年収を増やそうと思えば増やせるチャンスは実はたくさん転がっているのです。

そもそも平均以上だからと言って転職すると年収が下がる可能性が高いなんてことは大きな間違いです。

転職市場では過去の年収が一つのベースになり、そこから転職後の年収が決まります。

未経験の仕事への転職ではなく、スキルや経験を活かした転職であればそのベースに上乗せして貰えることも多いです。

全体の平均年収がどうか、それに比べて自分の相対位置はどっかというのは転職する上で全く意味のないことなのです。

キャリアアップ、年収アップに向けてすべきこと

ただそうは言ってもむやみやたらに転職活動に突っ走ってしまうのはNG。

高年収者の転職、キャリアアップ・年収アップを狙った転職では少なくとも以下のことに気を付けてください。

転職エージェントは必ず使う

高年収の求人はほぼ非公開求人となっています。転職サイトで検索したところでほとんどでてはきません。

また企業と年収交渉を行い、できるだけ高い年収を貰えるように動くことも必要です。

だからこそ転職エージェントの利用は必須。

希望の年収に合った非公開求人を紹介して貰い、履歴書や面接のフォローを行って貰い、さらに年収交渉もしてもらう。

これが年収600万円以上の層が年収アップを実現する為の最低条件です。

転職活動のやり方、進め方等で悩むこともなくなりますから、まずは使ってみてください。

おすすめは以下の3つ。

  1. JAC Recruitment
  2. doda
  3. リクルートダイレクトスカウト

JAC Recruitmentは30代以上、年収600万円~のミドル層、ハイクラス層を対象とした転職支援サービスです。

日系企業はもちろん外資系企業への転職、高年収層の転職に強く年収1000万円超えの求人も多数。上記の層に一致するならまず使うべき転職サービスです。

ここはミドル層以上を対象としている為、コンサルタント自体の質が高い、求人の質が高いと評判もかなり良いです。

dodaは求人数は10万件以上の日本最大級の転職支援サービス。

経験者から未経験者まで若手からミドル層まで対応していますが、ミドル層以上の案件が多く、転職エージェント側からもこれらの層の転職に積極的です。

登録には公式HPからオレンジ色の「エージェントサービスに申し込む」をクリックした後、必須となっているピンク色の項目を埋めていくだけで履歴書や職歴書の登録もないので5分もかからず終わります。

住所も都道府県のみを入れるだけでOK、業種や職種なども大体あってそうなもので問題ありません。

なおdodaは転職エージェントサービスだけではなく、求人検索や診断テストの利用など転職サイトとしての機能もあり、全国で転職フェアや転職セミナーも行っていて、登録するとそれらへの参加も可能になります。

リクルートが運営しているリクルートダイレクトスカウトもおすすめ。

年収600万円以上の人がターゲット層になっています。

登録するとあなたの経歴やレジュメを提携しているヘッドハンターを見ることができるようになり、目にとまればスカウトを受けることができます。

また自分で求人を探すこともでき、気になるものがあれば応募を依頼することも可能です。

スキルの棚卸はしておこう

年収600万円以上という平均よりも高い年収で転職しようと思ったら、やはりそれ相応の能力は求められます。

だからこそスキルの棚卸はやっておかなくてはなりません。

これまでどういった仕事をしてきたか、どういった実績を残してきたか、入社した頃に比べてどういったことができるようになったか。

一度じっくり考えてみてください。

大企業で仕事をしてきた人だと他の会社で通用するスキルなんて身についてないなんて思ってしまう人も負いようですがそんなことをありません。

一つ一つこれまでを振り返ってみれば、他の会社でも活かせるスキルは絶対に身についているし、実績もあるはずです。

なおスキルの棚卸を自分ひとりで行うのが難しいという場合は転職エージェントと一緒に行うことも可能です。

最後に

もちろん皆が皆、年収アップの転職を成功させることができるわけではありません。

いざ転職活動を進めてみたものの、今より年収が高く他の条件面でも納得いくような会社からは一切内定を貰うことができなかったという人もいます。

年収が高くなればなるほど求められるものは高くなり、当然難易度は増すのでそれは当たり前のことです。

ただ実際に年収アップを実現することができるのは、成功する保証がなくても転職活動をやってみた人だけ。

ですからもしあなたが今よりもさらなる上を目指したいと思っているのであれば、ぜひ挑戦してみてください。

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